研究室生活 Life

一日の生活

  • 午前

 9:45~ 実験開始

  • 昼休み 

 1時間程度

  • 午後  

 各自の実験予定に合わせて終了します。

 教員が帰宅するまでに学生は帰宅します。あまり遅くならず、1人では実験しません。

  • 報告会 (週1回)

 研究の進捗状況を報告します。担当は1人につき月1回程度。

  • 輪読会 (週4回、 45分)

 論文を英語で読み、聞き、議論します。

 日々コツコツ英語と化学の勉強をします。

 教員もメンバーに入り、勉強しています。

  • 雑誌会

 1年に1回。自分の研究に関する論文の内容を紹介します。

年間行事

  • 懇親会

 新歓(4月)、 院試壮行会(7月)、 院試お疲れ様会(9月)、 忘年会(12月)、 新年会(1月)、 追いコン(3月)など。

 飲み会が節目ごとにあります。

  • 学会参加

 有機合成若手セミナー(8月)、 天然有機化合物討論会(9月)、 日本化学会春季年会(3月)

 香料・テルペンおよび精油化学に関する討論会(10月)、 予知生合成科学 シンポジウム など

  • 3大学交流会

 秋頃に京大、阪大、公立大の3大学でラボ対抗野球大会など交流会を行っています。

  • 外国人研究者訪問

 年1、 2回

研究室の紹介

研究室の方針

3つのコウ学歴(恒学歴・向学歴・好学歴)をここで積み上げ、なによりも皆さんが成長する場所にしたい。

  • 楽しんで研究する
  • 新しい発見の瞬間を分かち合う
  • 成長を実感できる場所でありたい
  • 安全に健康的に実験する
  • 継続は力なり
  • なんでもやってみる
  • うまくいかないから何かを拾い上げる
  • 刈り取るより種をまく
研究の方向性
  • 一言でいえば「有機合成を駆使して生命科学に打って出る」
  • 難しいものをより簡単に作る。最近、生体触媒(酵素)と有機合成の組み合わせによる、複雑分子を効率的に合成する研究を開始しました。面白い展開を見せつつあります。
  • 知識の交流(共同研究)から新しい価値観を引き出す。共同研究10件以上。私たちが積み上げてきた有機化学の技と知識が共同研究の発展に役立つことがとても楽しいと思っています。
配属前の学生さんへ

 私たちの研究は「有機合成化学」に軸足を置いています。有機化合物を作る技術を使って、生命科学領域に向けて活躍の場を広げています。 教員はいずれも天然有機化合物の全合成に実績をもっています。何段階もかけて、複雑な天然物を合成してきた技術こそが、強みです。研究室に配属された皆さんは、合成研究を通じて、まず作る技術を身に着けます。 有機合成にせよ応用にせよ、研究理解することは容易ではないので、日々の研究生活の中で、少しずつ知識と経験を培っていきます。研究指導は、一人一人のバックグランド・時間・将来展望にあわせて、相談しながら行います。一緒にやってくれる人、歓迎です。

研究室に入ったら

 前期は主に有機化合物の扱い方、作り方、解析法を学びます。後期から本格的な研究課題に取り組みます。9:45に研究を開始。一日の終わりは、皆さんのアルバイトの都合や実験の進み具合によってまちまちです。それぞれの予定にあわせて、日々の目標をお互いに確認しながら研究を進めます。コツコツと進める中で、気が付けば結果が積み上がっているように、丁寧に指導します。

 報告会や論文紹介の他に、20年近く続けている輪読会があります。英語で論文を読み、和訳、内容の解説します。教員も輪読に参加します。最初は難しいのですが、やっていくうちに知識が身についてきます。日々、英語を読み聞く環境が用意されてことは自分が若いころには考えられなかったことです。

 学年が上がるにしたがって、自分で考えながら研究を進めていきます。壁にぶつかることもありますが、相談を繰り返しながら解決の道を探ります。そのために、しっかりとサポートしていきます。

卒業後の進路
  • アカデミック

 東京大学、 九州大学、 北海道大学、 徳島大学、 北里大学、 大阪市立大学、 徳島文理大学、 神奈川大学、 サントリー生命有機科学研究所

  • 博士課程修了生

 留学:ハーバード大学、 コロラド州立大学、 シカゴ大学、 オクラホマ大学

  • 修士課程修了生

 化学メーカー、 製薬系企業

大学は成長の通過点。むしろ外に出てから長く活躍してほしい。そのために背中を押すことが私たちの役割です。

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