お知らせ

日時：2024年4月26日（金）15:00～17:00

場所：大阪公立大学 理学研究科G棟G310　大会議室

講師：山田 健 准教授（神戸薬科大学）

演題：2-ピリドン類を酸・塩基複合型触媒として用いる新規反応の開発

概要：2-ピリドンは、小さな分子構造の約半分が触媒活性部位である非常に効率的な有機分子触媒である。本講演では、2-ピリドン類を共役酸塩基触媒として用いるエステルのアミノリシス反応とInterrupted Passerini反応による多官能基化四環性フロインドリンの立体選択的合成について述べる。

講師：梅澤 大樹 准教授（北海道大学）

演題：有機合成から環境問題へのアプローチ

概要：船底にフジツボなどの生物が付着し、燃費を悪化させることが問題となっている。付着を防止するため、銅化合物をはじめとした化合物が現在使用されている。しかし、それらの生態系への悪影響が問題となっており、持続可能な海洋利用に資する化合物の開発が求められている。 今回、海洋生物の防御機能から着想を得た付着阻害化合物の開発について発表する。また、含塩素天然物の全合成研究や、そのための反応開発についても発表する。

連絡先： 大阪公立大学理学研究科  品田 哲郎　（内線 3193）