取り組み事例
2024年6月24日
- 環境マネジメント推進室
【環境マップ】杉本キャンパス・中百舌鳥キャンパス
【杉本キャンパス】
26haの敷地面積をもつ杉本キャンパスでは、理学部新棟の建設工事がおこなわれています。 理学部新棟周辺では植栽整備がおこなわれる予定で、キャンパスに多様な植物が生育するこ とが期待されています。 また、1号館前の芝生広場「前庭」は芝生が綺麗に整備されており、学生や教職員、地域住民に とっての憩いと交流の場となっています。「前庭」は学生主体で維持や管理がおこなわれており、 本記事では広場の維持活動をおこなっている『まえにわWG』についても紹介します。
☆①…理学部新棟の建設工事
杉本キャンパス・旧教養地区では理学部新棟の建設工事がおこなわれています。理学部新棟周辺では植栽整備が行われ、ヤマザクラやナツツバキ、ギンバイカなど約130本、アジサイやツツジなど低木約1,900株が植えられる予定です。
☆②…前庭
1号館の前に広がる「前庭」は、本学の学生や教職員の憩いの場として親しまれており、活気であふれた広場となっています。
前庭デザイン提案WGってどんな団体?
杉本キャンパス1号館前の広場を管理している団体で、 2018年4月に設立されました!「いつでも自由にのびのびと杉本キャンパスの顔 まえにわ」をコンセプトとして掲げ、それを実現するためにイベント企画などに前庭の利用推進がおこなわれています。
主な普段の維持活動としては、机や座具などの設置 や保守などをおこなっています。実証実験として座具 を設置しなかった場合、学生がどのように利用するの かなどの検討もおこなわれました。
イベント企画として、4月には新歓イベント、8月には「Maeniwa Summer Night」が開催されたほか、冬期にはイルミネーションが実施されます。また、3月には卒業式向けの装飾などもおこなわれます。このようなイベント企画は、維持活動の一環としておこなわれています。
今後の課題
前庭は風が強く、パラソルの常設が不可能です。屋根が無いので、猛暑になる夏場では 利用者が少なく、活用方法の再検討が必要です。最近では利用者が増えてきており定着はしつつありますが、大学統合による学部の再編などで、まえにわWGのメンバーが多く所属する工学部などが他キャンパスに移転することにより、他学部との交流推進やどのようにして次の世代に繋げるかがこれからの課題となっています。
【中百舌鳥キャンパス】
47haの敷地面積をもつ中百舌鳥キャンパスには、水田や果樹園のほか、多様な樹木が植栽された緑地帯や調整池、水路などがあり、200種以上の樹木、約40種の野鳥、40種以上のチョウ、約20種のトンボなど様々な生物が生息しています。 加えて「くすの木広場NExST」「ひらめき広場」などの広場が整備され、学生たちの交流の場として機能しているほか、広場の維持活動を学生主体で行う取り組みもおこなわれています。
☆①…ひらめき広場
☆②…くすの木広場NExST 食堂や生協からの距離も近く、多くの学生が通行したりお昼を食べたり。シンボルのクスノキの周りは、学生が日常的に過ごし、賑わいの場に。
☆③…府大池(園池) 多様な生物が生息し、アオサギやカモなどの貴重な住みか。池の周辺で、散歩や虫取りなどで地域住民の利用も多く、地域に開かれた憩いの場に。
「ひらめき広場」(大坂公立大学農学部 緑地計画学研究室)
設立経緯公益信託「グリーンプログラム21(みどり基金)」の最後の助成先として、2022年4月に整備されました。【ヒト・ミドリ・モノ(装置)が集積し、新たな『ひらめき』が生まれ、育まれる広場】をコンセプトに、大阪府立大学生命環境科学域緑地計画学研究室(当時)と大阪市立大学工学部都市学科都市計画研究室(当時)が共同でデザインの提案を行いました。
現在の主な用途
整備後は休憩や飲食、また文化部などの練習場所として利用されているほか、学生のフィールドワークや地域住民の遊び場所としても利用されています。春にはサクラが満開になることから「花(さくら)まつり」が開催されるほか、七夕の頃に開催される「笹の葉祭」では流しそうめん大会などが開催され、イベント会場としても使われます。
管理は誰がやっているの?今後の課題は?
ひらめき広場の維持管理活動は、主に農学部緑地計画学研究室がおこなっていて、普段の維持管理活動としては草抜きや座具の塗装などをおこなっています。今後は備品貸出などのプラットフォームを整備することで、よりさまざまな人や団体に利用してもらえるような広場づくりをおこないたいとお話されていました。
その他本法人の環境パフォーマンス・環境活動は「公立大学法人大阪 環境報告書」をご覧ください。
該当するSDGs