人材育成WG

目的

カーボンニュートラルの実現に向けては、技術革新と社会革新の双方が必要であり、既存の技術や知見のみでは解決することのできない未知の課題に向き合うことが必要となります。その担い手となる人材育成や環境リテラシーの向上が世界や国において喫緊の課題となっています。また、社会のニーズに応じた人材育成に取り組むことや、社会での実践を踏まえた課題解決力の育成、社会起業家の育成等も重要です。

このような観点から、企業や自治体等の取り組み、海外の先進事例等の知見も取り入れながら、カーボンニュートラル達成に向けた人材育成に必要な要素に関する議論を深めるとともに、学内の協働によるカリキュラム、教材等の作成や、企業、自治体、大学ならびに高専等との人材交流を推進することを目的とし、活動しています。

活動例紹介

現代システム科学域共通科目の展開

2022年度より、本学現代システム科学域において学域共通科目として「システムとサステイナビリティ」を開講しました。上記学域に属する4学類に対応する、情報・自然・社会・人間の4つのシステムの観点から、サステイナビリティについて横断的に学習することができます。これらの学びを全学展開できないか、あるいは高専への提供が可能か等の議論を進めています。

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学生の環境活動を活かした人材育成の仕組みづくり

本学においては、学生によるさまざまな環境活動が行われています。カーボンニュートラルに限らず、サステイナビリティに関する教育には、このような実践経験が非常に重要であることから、このような学生の自主的な活動を活かした人材育成の仕組みが構築できないか議論を進めています。以下に学生の活動例を紹介します。

例1:環境部エコロ助による活動

本学においては、サークル「環境部エコロ助」を中心として、学内・学外を問わず環境啓発活動やリユース・リサイクル等を推進しています。学生たちはこれらの活動を通して、持続可能な社会の実現を目指しています。

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例2:笑働の森づくり活動

大阪公立大学工業高等専門学校においてはクラブ活動の一環として「Space Design Club」が、2012年度より大阪府等と連携して和泉市の槇尾山で行われている「笑働の森づくり」活動に取り組んでいます。学生たちはこの活動を通して、森林の保全・再生について学習しています。

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