辻研究室(物理分析化学)
材料の物性はその材料を構成する元素(種類と存在量)や構造に起因するところが大きく、極微量の元素であってもデバイスの機能発現を大きく左右することがある。よって、材料開発研究を進めるにあたり、その材料を分析する必要が生じてくる。バイオ試料の機能発現においても微量元素は重要な役割を果たしている。そこで、特に微量元素分析と微小部元素分析(元素イメージングを含む)を2大目標としてX線機器分析法の改良、各試料への適用方法等の研究を行う。
分析装置は次々改良されており、新しい分析法の出現は科学全般の展開に影響を与え得る。学生の皆さんの新規なアイデアが活かせる研究分野でもある。研究にあたっては、分析法一般の理解を深め、分析機器の動作原理の習熟から新しい研究分野の創出にむけた考えが身に付くように配慮する。具体的な研究テーマに関して、関連文献の調査法、実験計画の立案・遂行、研究成果の発表方法に関して指導する。