論文発表

この春に博士号を取得した柳原慎さんの論文が公開されました。おめでとうございます！

pH応答性多糖修飾リポソームのサイズを適切に調節することで、誘導される免疫応答を制御できることを明らかにしました。

リポソームを構成している成分は全く同じなのですが、大きさが違うだけで誘導される免疫応答が大きく異なるのは不思議ですね。

病気の種類に応じて適切なサイズのリポソームを選ぶことで、望む免疫応答を誘導する治療システムへの展開が期待されます。

【論文情報】（オープンアクセス）

S. Yanagihara, E. Yuba, A. Harada, The impact of size for liposomes modified with pH-responsive β-glucan derivatives on the initiation of cellular and humoral immune responses in murine models, Biotechnol. Biotechnol. Equip., 38, 2358992 (2024).