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2024年10月10日

官学連携による防災イベント「もしもフェスタ」豊中市で開催

2024105日(土)、豊中市在住の小学生を対象とした官学連携による防災イベント「もしもフェスタ」が豊中市グリーンスポーツセンターで開催されました。「もしもフェスタ」は、災害が起こった場合の「もしも」の事態に役立つ知識を、さまざまな体験を通して学ぶことを目的としています。

「小型ドローンの飛行経路のプログラミング・操縦体験」では、豊中市街地の大型マップを用意し、災害時に救援物資を目的地まで運ぶ際にふさわしい飛行ルートを子どもたちがプログラミングし、指定した経路を飛行できるか体験していただきました。研究室メンバーもTAとして参加者にプログラミングや操縦方法をレクチャーしました。

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また「防災AR体験」では、「MUSUBOU-AR」という現実世界の上で可視化がおこなえる拡張現実(AR)アプリを通して、リアルな災害アニメーションを仮想体験していただきました。

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スマートフォンの画面には次のような映像が映っています。火災や水害などの災害をよりリアルに感じることができます。

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「産業用ドローン飛行(DJI Matrice 300 RTK)」では、インフラ点検や災害対応で使用する産業用ドローンを飛行させ、搭載されたカメラで自分たちの住んでいるまちのリアルタイムの様子を映し出し、まちの将来について考えていただきました。

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イベントの最後には、「配送用大型ドローン(DJI FlyCart 30)」を使って、災害現場に救援物資を運ぶことを想定した飛行を間近でご覧いただきました。子どもたちも輸送用のカゴに荷物をセッティングし、飛行準備をバックアップ。目的地にしっかりと荷物を届けることができました。

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こちらはそのときの飛行映像です。ぜひご覧ください。

本イベントはJSTの共創の場形成支援プログラム(COI-NEXT)の一環として、本学と大阪府、豊中市、大阪大学が連携し、昨年に引き続き実施されました。ドローンの飛行デモンストレーションには、JST事業で共同研究を進めている㈱ピッコロ社様とドローン・テクノサポート㈱様にご協力いただきました。
参加された皆さんにとって、災害について考える学びの場になっていたら嬉しい限りです。