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2018年11月21日
今年度3回目のミニ・エクスカーションとして、滋賀県・京都府の水利用の歴史と現状を見て回る地理散歩を実施しました。午前中に瀬田川周辺の治水と利水について学びました。瀬田川洗堰の東にある「アクア琵琶」は予想以上に充実した施設で、ボランティアスタッフによる解説も大変勉強になりました。午前中は、滋賀のため池、南郷洗堰、瀬田川洗堰、瀬田唐橋、近江大橋等を視察し、浜大津の琵琶湖疎水取水口も見学しました。午後は、山科駅から鉄路で京都に移動し、蹴上周辺~神宮丸太町における疎水関連の施設を巡りました。蹴上インクライン、ねじりまんぼ、南禅寺水路閣、琵琶湖疎水記念館、冷泉放水口などを見て回り、その途中で平安神宮に立ち寄り、岡崎周辺の「重要文化的景観」についても学びました。とくに、明治期の岡崎地区における別荘建築や名園設計に琵琶湖疎水の水が非常に重要な意味を持ったことは印象的でした。今回のテーマは、前期に行った地理散歩(エクスカーション)「淀川の治水と利水の500年」と結びつくものでした。水系・流域を意識しつつ、上流から下流までの全体を見通す視野は非常に重要であることを再認識した1日でした。最後は、四条河原町付近の居酒屋「静」でささやかな懇親会を開きました。学生運動の時代を懐古・想像できる、落書きだらけのお店です。午後は観光客で混雑した京都で人疲れしましたが、ここはちょっとした隠れ家的な空間でした(参加者6名)。
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