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広範な地理学の諸分野を見通すために、「都市・経済」「文化、社会、政治」「地理情報システム」の3つの専門領域を学習の基本軸として設定し、人間の生活と行動に関わるさざまざな要素を幅広く知るためのカリキュラムが用意されています。
1回生の「人間行動学概論」は、人間行動学科の学問に対する基本的な考え方と各コースの学問の基礎的手法を身につけることを目的としています。
2回生では、「地理学概論Ⅰ・Ⅱ」「地誌学Ⅰ・Ⅱ」で地理学・地域研究の特質を学ぶとともに、「地理学実験実習Ⅰ・Ⅱ」「地理学野外調査実習Ⅰ・Ⅱ」を通じてインドア・ワーク(室内での地形図・空中写真などの読図と計測、コンピュータを用いた情報処理技術)とフィールド・ワーク(数日間にわたる野外での計測・資料収集・インタビューなど)の訓練を受けます。また、「地図学」では地図の発達史や測量技術の基礎を、「地理情報学」では近年注目されている地理情報システム(GIS)などに関する最先端の研究課題と方法を学びます。
3回生では、「地理学講読演習」で外国語論文の読み方と専門用語についての知見を深め、「地理学演習」によって地理学界の最先端の研究動向と研究方法とを国内・海外の文献を通じて習得するとともに、各自が関心を持っている研究テーマに即して報告を行い、その内容を全員で議論します。また、「地理学特講」については、非常勤の先生による講義も少なくないので、2回生以上の方は学年を問わず積極的に受講してください。
4回生は「卒業論文」の作成が中心となります。本コースでは専門領域別にみっちりときめ細かな「卒業論文演習」を実施しています。
さらに、授業以外でも適宜「巡検」を実施しています。「巡検」は、コースに所属する教員・大学院生・学部学生がキャンパスを離れて実際に「地域」や「景観」を観察し、現地でディスカッションを行うもので、地形図の読図力や野外観察の眼を養うことを目的としています。巡検の際には、3回生があらかじめ見学予定地に関する資料集を作成し、現地での情報収集や観察が効率よく行えるよう準備しています。
とくに野外調査による観察とデータ収集の重視は、本学「地理学コース」の創設期以来の伝統的特色といえます。近年発達のめざましい情報処理技術についても、最新のデジタル・マッピング、地理情報システム(GIS)設備、地図室などを擁しています。あわせて地理学コースには、情報処理室、製図室、情報資料室など、教材・測定設備・コンピュータを備えた実習室と大学院・学部学生の指導室(各1室)があります。
また、常に学界の最新の研究動向と研究技術を教育の中にとり入れるよう心がけ、少人数クラスによる演習、実習でみっちりと実力を養うことを目ざしています。
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