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2023年12月18日
「地理学野外調査実習Ⅰ」(担当教員:菅野准教授、ティーチングフェロー(TF):市道さん)の授業で、受講生の2年生7名が企画したエクスカーションを実施しました。今年度は2チームに分かれてルートを設定し、12月10日(日)に豊中市、12月16日(土)に大阪市大正区を巡りました。受講生のほか、エクスカーションに関心のある大学院生や3年生も参加しました。
豊中市チームでは「音楽のまちづくり」をテーマとし、豊中駅周辺、岡町駅周辺、服部緑地、曽根駅周辺、庄内駅周辺の順に散策しました。参加者は、豊中市の都市開発の経緯や、生涯学習(商店街における有志の住民の勉強会、図書館、公民館)に関する歴史を学びました。その上で、音楽を用いて駅前のまちづくりが進められたという歴史や、野外音楽堂や芸術文化センターの歴史、豊中市を拠点とする日本センチュリー交響楽団と大阪音楽大学がまちづくりに与えた影響について学習しました。
大正区チームでは、「産業構造の変化、沖縄移民」をテーマとし、大阪港の復興事業以降のベイエリアの変容や、沖縄県から移住した人々の歴史について学習しました。バスでの移動、昭和山への登山、商店街の散策、渡船への乗船を通じて、戦後の復興事業や宅地開発、沖縄出身者の居住、ベイエリアや河川敷の土地利用の変遷について知識を深めました。
各エクスカーションの最後には、全員で良かった点やもう少し工夫できた点などを話し合いました。今回のエクスカーションでは、参加者同士の質疑応答が例年よりも活発に行われました。教員やTFの補足的な解説(庄内駅前の再開発、大阪港のはしけ労働の歴史など)についても質疑応答が繰り広げられ、参加した学生は主体的にエクスカーションに取り組んでいました。
豊中駅前
岡町商店街
庄内駅周辺(大阪音楽大学付近)
千島ガーデンモール
平尾商店街
渡船(千歳渡船場)
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