空間・社会・地理思想

2023年3月31日

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空間社会地理思想 第26号

 

論文

渡邉 英明
近世日本の定期市に関する研究動向と地理学からの研究視角

祖田 亮次、加藤 裕美
The Employment of Indonesians on Oil PalmSmallholdings in Sarawak, Malaysia

 

翻訳

オギュスタン・ベルク
(荒又 美陽 訳)
日本における北海道の空間的位置づけ(『稲と流氷―北海道の植民地化と文化変容―』所収、第10 章)

 

特集:包摂性をめぐる都市・地域変容のリアリティー外国人の定着とセーフティネットの現場からー

水内 俊雄
特集の紹介

 

特集I 部:外国人の日本への定着の現場から

水内 俊雄、野村 侑平
外国人の就労・定着の多様化の実態と地理的統計分析

福本 拓
地域労働市場における外国人労働者の階層化の徴候―三重県北勢地域を事例に―

コルナトウスキ・ヒェラルド
都市地域における外国人生活者の社会的インフラに関する一考察

小関 隆志
外国人労働者の金融包摂と金融教育

宋 弘揚
中国の「対外労務合作」の動向を読み解く―日本を中心に―

朱 澤川
近年の中国人が日本の不動産に投資する要因と情報入手の方法

陸 麗君
中国系住民を対象とする有効な調査方法―質問紙調査から考える

千川 はるか、朱 澤川、王 龍飛、銭 胤杉
中国人ニューカマーによるビジネスの地理的集中と新たな展開―大阪ミナミとその周辺を事例として―

 

特集Ⅱ部:ハウジング/就労/生活支援から見る包摂性の諸相

垣田 裕介
伴走型支援の視点で生活困窮者の就労と社会的孤立を捉える

後藤 広史
ホームレス自立支援センターから就労自立した人々の仕事に対する意識と就労状況

西岡 正次
自治体・地域をベースにした就労支援の現状―就労支援に対応する仕事情報の作成と活用へ―

稲月 正
生活支援つき住宅の仕組みと効果―NPO 法人抱樸の事例から―

キーナー・ヨハネス
ウィーン市のホームレス支援の改革と恒常支援付き居住の現状

菅野 拓
社会保障における社会ネットワークの政策的な利用に関する一考察

武岡 暢
「福祉の敗北」とスティグマ

西野 雄一郎、徳尾野 徹、伊藤 はるな、水内 俊雄、上田 光希、湯山 篤
林産業と福祉の連携によるレジリエントな中山間地域の賦活と経済循環の可能性の追求―モバイルな就労・居住に着目して―

 

特集Ⅲ部:都市変容のエッジ空間の過去といま

五石 敬路
コロナの感染率および死亡率の要因に関する予備的考察

蕭 耕偉郎
コロナ禍に伴うエスニックタウンの空間変容―横浜中華街と大阪コリアタウンに着目して―

野村 侑平
東京大都市圏における外国人人口の動向と地域の現況―埼玉県川口市を中心に―

松尾 卓磨
現代京都の周縁/周辺の空間における都市再編過程―京都都市論のための試論―

水野 阿修羅
寄せ場の消滅はふせげるか?そしてドヤ街は?

イップ・モーリス
都市変容の法地理学

スマート・アラン
人類学からみたグレーの色階調―インフォーマルな規範と(非)合法的なものになること―

スマート・アラン
植民地時代の香港におけるインフォーマリティのフォーマル化―スクワッティング、立ち退き、ジェントリフィケーション―