空間・社会・地理思想

2020年3月31日

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空間社会地理思想 第23号

論文

成瀬 厚
地名の認識論序説

網島 聖
地理学史資料としての地形図
―京都大学総合博物館地理作業室収蔵・梅原末治寄贈地形図の検討―

遠城 明雄
屎尿取引からみた都市・農村関係の変容
―1920~1930年代の広島市を事例として―

橘 セツ
英国東部サフォーク州オーフォード・ネスにみる20世紀軍事景観の遺産化と自然化をめぐる文化地理学
―ナショナル・トラストによる景観管理に注目して―

大谷 真樹
日本統治期の朝鮮における水力開発事業の展開

報告

徐 尚佑, 全 ウンフィ
ノガダになった土方
―韓国における日雇い建設労働者の歴史的背景と現状に関する一考察―

翻訳

オギュスタン・ベルク(荒又 美陽 訳)
北海道のイメージ(『稲と流氷―北海道の植民地化と文化変容―』所収、第7章)

ブライアン・ハーリー(田中 雅大 訳)
地図を脱構築する

エドワード・ホール, ロバート・ウィルトン(田中 雅大 訳)
障害の関係論的地理学に向けて

特集 新自由主義/ジェントリフィケーションに向き合って

水内 俊雄
特集 新自由主義/ジェントリフィケーションに向き合って
―序言―

コルナトウスキ・ヒェラルド
新自由主義・ジェントリフィケーション概念の適確さを問う
―サービスハブ論を中心に―

デイビッド・ノヴァック(松井 恵麻 訳)
ジェントリフィケーションにおけるアート活動
―創造性、文化政策、そして釜ヶ崎の公共空間について―

上田 假奈代
現場のわりきれなさと、(あまり)現場にいない言葉たくみな人
―大阪・釜ヶ崎で喫茶店のふりをするアートNPOココルームを研究者はどのように語るか―

中川 真
大きな力と対峙するアーツマネジメント

コーディ・ホフステンバッハ, ヴィレム・ボータマン(若林 萌 訳)
ジェントリフィケーションの過程における年齢、ライフコース、世代

アダム・エリオットクーパー, フィル・ハバード, ロレッタ・リーズ(松尾 卓磨 訳)
マルクーゼを超えて
―ジェントリフィケーション、立ち退き、アンホーミングの暴力性―

(編集後記)