教室だより 2016年
教室だより 2016年
第14回感染症予備校
抗真菌薬の特徴の復習、カンジダ血症の症例を通じてカンジダ属種や病態に応じた抗真菌薬選択のポイント等について概説しました。
第15回感染症予備校
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感染対策講演会(第3回ISAO)
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感染症講演会(Infection Symposium in Osaka2016)
平成27年度大阪市立大学医学部 卒業式&謝恩会
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H28年度スタート
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感染症講演会(難治性感染症研究会2016 in Osaka)
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第16回感染症予備校
第16回感染症予備校が開催されました。今回のテーマは、「感染症のはじめの一歩」です。研修医を対象に、私が感染症診療の基本について、
山田講師がケーススタディを交えて必要な検査や治療の考え方について講義を行いました。勉強会終了後は皆で懇親会を行い、情報を交換しました。
多くの研修医に参加いただき、ありがとうございました。
asm microbe 2016
毎回楽しみにしているのは「Top 10 papers in Medical Mycology」のセッションです。過去1年間の真菌症に関する上位Top10の論文が発表されます。今回は、Top10といいながら発表された論文は、なんと「15」(後日、情報提供予定)。甲乙つけがたく Top10に収まりきらなかったのでしょうか?真菌研究の情報をUp-dateすることができました。ボストンでは、数年前までボストン大学に留学していた長崎大学第2内科の山本和子先生にいろいろお世話になりました。和子先生ありがとうございました。
平成真菌塾 in 2016
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「肺癌を疑い手術を行った結節陰影の一例」(神戸大学 上領博先生)、「糸状菌による肺炎を合併したATLの1症例」 (近畿大学 佐野圭吾先生)、「意識障害を伴った呼吸器感染症について」(大阪市立大学山田康一先生)の発表を通じて真菌症の勉強をしました。勉強会後の懇親会では、ビールで乾杯。真菌(酵母)のめぐみを楽しみながら懇親を深めました。
第70回ILOHA
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MRSAフォーラム2016年
Infection Summer Seminar 2016 in Osaka
「Infection Summer Seminar 2016 in Osaka~感染症治療の基本と実践~」がグランフロント大阪で開催されました。第1部:基本の講演では、JCHO大阪病院の中村匡宏先生にご司会をいただき、当科より並川浩己先生が「発熱患者へのアプローチ~迷宮入りにならないために~」、藤本寛樹先生が「抗菌薬入門~適正使用を目指して~」の講演を行いました。特別講演Iでは、福島県立医科大学救急医療支援講座教授の伊関 憲先生に「救急外来における感染症のピットフォール」についてご講演をいただきました。福島県出身の野口英世先生のお話から始まり、実際に救急の現場で経験された興味深い感染症症例を中心に、その診療のポイントをご講演いただきました。第2部:実践では、淀川キリスト教病院呼吸器内科の丸山直美先生に「発熱、咳嗽を主訴に来院した呼吸器感染症の1例」、大阪市立総合医療センター感染症内科の笠松 悠先生に「腹腔内感染症における抗菌薬の選択」についてご発表頂きました。司会の山田康一先生が会場の研修医へ質問を投げかけながら、進行をしてくれました。特別講演IIでは、東邦大学微生物・感染症科教授の舘田一博先生に「話題の耐性菌・感染症と効果的な抗菌薬療法」のご講演をいただきました。舘田先生のお話には、新興再興感染症や身近に迫る耐性菌の話題、さらには私達が今後取り組むべき課題をご示唆いただきました。土曜日の14:00から4時間にもわたる勉強会でしたが、多くの皆様にご参加いただき、大盛況で終了することが出来ました。ご発表、ご司会、ご参加いただきました皆様に感謝申し上げます。ありがとうございました。
感染症サマースクール2016に参加して
並川 浩己
タイ・チェンマイにおける熱帯医学研修(2016)
タイ・チェンマイ大学と長崎大学が主催されている12th International Short-Course Training on Infectious Diseases and HIV Medicine Section of Infectious Diseases, Department of Medicineへ参加させていただきました。チェンマイ大学を中心に関連施設であるNakornping Hospital、Leprosy centerで熱帯医学研修を中心とした感染症の研修を行いました。
現地は雨期であるため多数のデング熱患者が発生しており、現地の医師の診察・診断・治療面での習熟度の高さを目の当たりにしました。そして、HIV有病率の高さに驚かされるとともに、多くの日和見感染症を経験することができました。タイ国はdeveloping countriesであるがゆえか、医療現場においても日本で感じられるような閉塞感とは全く無縁であり、ポジティブに常に前進している印象を受けました。日本から参加された学年の先生方からも大きな刺激をうけ、自身の医者としての今後に大きな経験となった研修でした。休日には大学のスタッフに古都・チェンマイを案内いただき、そちらも存分に楽しませていただきました。
柴多 渉
現地は雨期であるため多数のデング熱患者が発生しており、現地の医師の診察・診断・治療面での習熟度の高さを目の当たりにしました。そして、HIV有病率の高さに驚かされるとともに、多くの日和見感染症を経験することができました。タイ国はdeveloping countriesであるがゆえか、医療現場においても日本で感じられるような閉塞感とは全く無縁であり、ポジティブに常に前進している印象を受けました。日本から参加された学年の先生方からも大きな刺激をうけ、自身の医者としての今後に大きな経験となった研修でした。休日には大学のスタッフに古都・チェンマイを案内いただき、そちらも存分に楽しませていただきました。
柴多 渉
第4回 ISAO(Infection control forum in Southern Area of Osaka)
第4回ISAO(Infection control forum in Southern Area of Osaka)が開催されました。本研究会は多職種で取り組む感染対策の勉強会です。講演1では、結核予防会大阪病院 臨床検査科の伏脇猛司先生に「結核院内感染対策を目指した抗酸菌検査の有効活用」と題して、検査技師の立場から結核検査や対策のポイントを講義いただきました。講演2では、大阪大学医学部附属病院薬剤部の宮脇康至先生に「ICT薬剤師の活動日記~Antimicrobial stewardshipの実践と地域連携を中心に~」と題して、薬剤師の立場から院内のICT活動と地域での活動をご講演いただきました。当日はICTに携わる地域のスタッフの皆さん120名以上のご参加を賜り、大変有意義な研究会となりました。今後も地域の感染対策のレベルがアップできるように活動を続けていこうと思います。お二人の講師の先生、ご講演ありがとうございました。
グラム染色から始まるチーム医療研究会
(Training and Encouragement of Gram Staining: TENoG)
TENoG (グラム染色から始まるチーム医療研究会)が開催されました。本研究会は前身のGSSG(グラム染色から学ぶ感染症診断・治療研究会)の志を引き継ぐ多職種で感染症診療を学ぶ研究会です。午前中は金子幸弘先生を中心にグラム染色の実習を行いました。最初に参加者自身の口腔常在菌をグラム染色し、その手技を習得しました。次に実際のグラム染色検体を鏡検し、その観察のポイントを学びました。午後はテーマ1として私より「MRSA感染対策と治療」と題して、MRSAに対するチーム医療の重要性について話をさせていただきました。その後、テーマ2として山田康一先生と藤本寛樹先生にご司会をいただきグラム染色が診断・治療・感染制御に役立った4症例について、皆でディスカッションを行いました(症例発表:笠松悠先生(総合医療センター)、福盛達也先生(JCHO星ヶ丘医療センター)、山田康一先生(大阪市大)、大場雄一郎先生(大阪府急性期・総合医療センター)。当日は午前の部29名、午後の部44名に御参加頂きましたが、グラム染色の奥深さ、そしてそれが感染症診療と感染制御に大きな役割を果たし、チーム医療に貢献できることを皆で共有しました。今回、長期間にわたり本研究会の準備に関わって頂いた関係者の皆様に感謝申し上げます。ありがとうございました。
「第13回日本病院総合診療医学会学術総会」での受賞
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第17回研修医のための感染症予備校
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Resident Infection Seminar in Osaka(RISO)
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第1回薬剤師のための大阪Shin感染症治療研究会
第1回薬剤師のための大阪Shin感染症治療研究会が開催されました。本会は、大阪市内の薬剤師のための感染症治療に関する勉強会で、今回が第1回目です。
司会を大阪市大附属病院薬剤部の中村安孝先生が務め、私から「Antifungal stewardshipの実現に向けて~各抗真菌薬の位置づけを考える~」と題して、講演をさせていただきました。その後、JR大阪鉄道病院薬剤部の小牟田豊先生から、興味深い経過を辿った「クリプトコックス脳髄膜炎」の症例提示を、大阪市大病院 薬剤部の櫻井紀宏先生から「発熱性好中球減少症の治療」を行った症例提示をいただきました。 症例提示の中で幾つかの問題点についてパネルディスカッションメンバーや参加者で議論しました。多くの薬剤師に参加いただき、大盛況でした。ありがとうございました。研究会終了後の懇親会でも他施設の薬剤師と親交を深め、大変有意義な時間をいただきました。
司会を大阪市大附属病院薬剤部の中村安孝先生が務め、私から「Antifungal stewardshipの実現に向けて~各抗真菌薬の位置づけを考える~」と題して、講演をさせていただきました。その後、JR大阪鉄道病院薬剤部の小牟田豊先生から、興味深い経過を辿った「クリプトコックス脳髄膜炎」の症例提示を、大阪市大病院 薬剤部の櫻井紀宏先生から「発熱性好中球減少症の治療」を行った症例提示をいただきました。 症例提示の中で幾つかの問題点についてパネルディスカッションメンバーや参加者で議論しました。多くの薬剤師に参加いただき、大盛況でした。ありがとうございました。研究会終了後の懇親会でも他施設の薬剤師と親交を深め、大変有意義な時間をいただきました。
OSICC感染管理セミナー
平成28年度のOSICC感染管理セミナーが開催されました。今回のセミナーでは、神戸大学医学部附属病院 感染制御部部長の時松一成先生に「4職種院内ラウンドとAMSの方法とポイント-神戸大学病院の試み-」のご講演をいただきました。
実践に基づく神戸大学のラウンドや抗菌薬適正使用活動は大変参考になりました。地域のスタッフの皆さんにとりましても大変ためになるご講義でした。ありがとうございました。
「バイキンズワールド2016」
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「Meet The Infection Expert Forum In Osaka 2016」
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Infection Forum in Osaka 2016
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第12回Infection Control 研究会
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研修医による沖縄での学会発表
第86回日本感染症学会西日本地方会、第59回日本感染症学会中日本地方会、第64回日本化学療法学会西日本支部総会が、沖縄コンベンションセンターで開催されました。そこで当科で研修をした二人の研修医が学会発表を行いました。
大谷麻菜先生が「特発性血小板減少性紫斑病(ITP)の治療中にカンジダ胆嚢炎を発症した一例」、河本健吾先生が「後期高齢者に発症した梅毒の一例」に関して考察を交えて発表してくれました。会場からの複数の質問に対しても堂々と対応できた二人を逞しく感じました。
当科で学んだことや経験がきっと二人の将来に役立つと信じています。沖縄では一緒に楽しい時間を過ごしました。きっと明日からの活力になったことでしょう。私達も元気をいただきました。
「平成真菌塾2016冬」
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感染制御部旅行 in 2016
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研修医と指導医のための感染症勉強会 in 2016
平成28年度感染対策相互チェック@防衛医科大学校病院
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「第8回あつまれ!メディカルキッズ@市大SSC」
毎年恒例の「第8回あつまれ!メディカルキッズ」がスキルスシュミレーションセンター(SSC)で開催されました。今回の私達の出し物は「ノロウイルスを退治しよう!!」です。岡田ICNの講義で手洗いの重要性を勉強し、その後に「おしりコーナー」で手に塗料を塗ってもらって、実際に手洗い。
そしてブラックライトで手洗いがうまく行っているか確認しました。繰り返して、また手を洗って・・・手洗いが上手にできた子供たちは、細菌学教室の金子幸弘先生からバイキンカードをプレゼントしてもらってご機嫌でした。「ノロウイルスにかからないために大切なことは何?」・・・「手洗い!」と大きな声で返事をしてくれました。
きっと参加してくれた子どもたちは、大丈夫でしょう。私達も子供たちから楽しい時間をもらいました。