教室だより 2022年

教室だより 2022年

  • メディカルキッズ

    メディカルキッズ   メディカルキッズ   メディカルキッズ
    3年ぶりにメディカルキッズが開催されました。当院職員の子供達との交流会です。感染対策を行いながら、人数を限定して慎重に行われました。私達の「感染対策室」では、手指消毒と感染症治療を学びました。「手洗いマスターになろう!」では、色が変わる魔法の液体を使って、上手に手に消毒薬を塗り拡げられたかを確かめました。「感染症の治療をしよう!」では、金子幸弘先生のゲームを使って、細菌を倒しました。子供達からの人気投票結果はいつもの評価でしたが、それなりに楽しんでくれていたものと思います。当日は子供達から元気をいただきました。スタッフの皆さんもお疲れさまでした。コロナ禍でも手探りで色々挑戦できますね。
  • 院内感染対策講習会

    今回の院内感染対策講習会では、京都大学医学部附属病院の看護部長・病院長補佐 井川順子様に「失敗から学ぶ感染管理」の講演をいただきました。井川様は感染管理認定看護師として長年、院内感染対策に携わられ、現在は病院幹部としても感染対策を指導されていらっしゃいます。ご講演の中で多くのご経験に基づいた院内感染対策のポイントを解説いただきました。明日からの当院の感染対策に生かしていきたいと思います。井川先生、ありがとうございました。
  • NPB AWARDS 2022

    NPB AWARDS 2022   NPB AWARDS 2022
    日本のプロ野球で2022年のセ・パ両リーグのベストナインや最優秀選手(MVP)の授賞式である「NPB AWARDS 2022 by リポビタンD」が新高輪プリンスホテル飛天の間で開催されました。今回、新型コロナウイルス連絡会議のメンバーに対して「特別功労賞」をいただくことになり、授賞式にお招きいただきました。当日は、長崎大学の泉川公一先生、東北医科薬科大学の遠藤史郎先生とともに登壇させていただき、日本プロ野球コミッショナー齋藤 惇様より表彰の盾を頂きました。その後、代表で御礼のご挨拶をさせていただきましたが、学会と違い緊張しました。出番を待つ舞台袖でセ・リーグMVPの村上宗隆選手に遭遇し、一緒に写真を撮っていただきました。我が家の家宝になりました!また、Jリーグからも過日、2022年「Jリーグ功労賞」を頂きました。日本のプロスポーツの代表であるプロ野球とJリーグの新型コロナ対策に3シーズン携わらせていただき、貴重な経験をさせていただきました。プロ野球とJリーグのますますの発展を祈念しております。
  • 第300回ILOHA

    第300回ILOHA   第300回ILOHA
    2014年より開催してきた感染症勉強会ILOHAが第300回を迎えました。今回の記念すべき節目の勉強会は、大阪安全基盤研究所理事長の朝野和典先生に「コロナパンデミックが教えてくれた感染症の可能性と将来展望」と題してご講演を賜りました。朝野先生には感染症を単なる微生物と宿主の関係だけではなく、社会の問題として捉える視点をご教授いただきました。コロナが興ってはや3年、出口はまだまだ見えませんが、コロナとの付き合い方が少し見えてきたようです。ILOHAはもう300回になりましたが、全国の皆さんのご協力の下、細々と続いています。今後もよろしくお願い申し上げます。
  • 日本医真菌学会学術賞

    日本医真菌学会学術賞   日本医真菌学会学術賞   日本医真菌学会学術賞
    「ムーコル症の新規診断マーカーの探索研究」に対して第1回日本医真菌学会学術賞を頂きました。本研究は以前より挑戦しているムーコル症の抗原検査の基礎研究です。研究に取り組んでくれた佐藤可奈子先生、柴多 渉先生および研究を指導いただいた金子幸弘先生(大阪公立大学細菌学教授)、宮崎義継先生(国立感染症研究所真菌部部長)、研究を後押ししていただいた河野 茂先生(長崎大学学長)、他お世話になった先生方に感謝を申し上げます。研究はまだまだ道半ばです。仲間たちの力を借りて進めていきたいと考えます。
  • 第16回ISAO

    標記研究会がWebにて開催されました。冒頭に私から「インフルエンザ・COVID-19の感染症診療のトピックス」について、ショートレクチャーをさせていただきました。特別講演は大阪急性期・総合医療センター総合内科部長/感染制御室室長の大場雄一郎先生に「病院環境を見つめる院内感染対策」についてご講演をいただきました。耐性菌のアウトブレイクやコロナのクラスター等に対応された多くのご経験をもとに現場で役に立つお話をいただき大変勉強になりました。明日からの感染対策に役立てます。大場先生ありがとうございました。
  • 大阪商工会議所X公立大学法人大阪 包括連携協定記念シンポジウム

    標記シンポジウムが開催されました。本学の学長 辰巳砂昌弘先生のご挨拶の後に、塩野義製薬株式会社代表取締役社長 手代木功様のキーノートスピーチ「Well-beingの実現に向かう大阪の挑戦」を拝聴しました。また産学連携研究紹介として、本学の取り組みが紹介されましたが、私は大阪国際感染症研究センターを代表して当センターの研究や今後の展望について講演を行いました。最後に、当法人理事長 西澤良記先生と大阪商工会議所会頭 鳥居信吾様との提携式が行われました。今後、大阪商工会議所を通じて大阪の多くの企業との産学連携の活動が広がることを期待したく存じます。

    ご案内はこちら(PDF)

  • Infection Summer Seminar in Osaka 2022

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    夏恒例の「Infection Summer Seminar in Osaka 2022~感染症の基本と実践~」が開催されました。特別講演Iでは長崎大学医歯薬学総合研究科 臨床感染症学分野教授の泉川公一先生に「深在性真菌症の最近のトピックス」のご講演を賜りました。長崎のCOVID-19の診療実情やCOVID-19に合併する深在性真菌症のトピックス、さらには血液内科領域での活動が印象的でした。特別講演IIでは広島大学病院感染症科教授の大毛宏喜先生に「グラム陰性菌感染症治療における抗菌薬選択」のご講演を賜りました。ESBL産生菌をはじめとしたグラム陰性菌の最新情報や抗菌薬適正使用の考え方などをご教授いただきました。いつもながらのシンプルで分かりやすいご講演に感激しました。当日は、コロナ拡大のためWebで多くの皆様にご参加いただきましたが、きっとお二人の先生から、明日からの感染症診療への元気玉をいただいたものと思います。ご講演ありがとうございました。
  • 大阪感染症サマーセミナー2022

    医学生、初期研修医を対象に大阪大学CIDERと大阪公立大学、大阪市内の感染症専門医がファシリテーターを務める「大阪感染症サマーセミナー2022」が開催されました。当初は集合形式のセミナーが予定されていましたが、新型コロナウイルス感染症の拡大によりWeb開催を余儀なくされました(大変残念)。症例検討では、久しぶりにファシリテーターを務め、Web上ではありましたが若い先生と交流ができました。仲間たちの講演も大変教育的で刺激でした。私からは「ASPことはじめ」と題した講演と大阪公立大学医学部附属病院の紹介を行いました。当日は50名を超える参加者がありましたが、将来の感染症診療を担うDrに成長してくれることを期待しています。本当に楽しい時間をいただきました。大阪大学教授の忽那賢志先生や仲間たちに感謝です。

    ご案内はこちら(PDF)

  • Meet the Specialist in Kansai 感染症治療のUP-DATE

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    標記研究会が開催されました。第1部では千葉大学真菌医学研究センター臨床感染症分野准教授の渡邉 哲先生に「最新のトピックスを踏まえた侵襲性カンジダ症の診断治療について」、第2部では日本医科大学武蔵小杉病院感染制御部臨床教授の小林美奈子先生に「敗血症ガイドライン改訂版における腹腔内感染症のマネジメント」のご講演を賜りました。お二人の先生のご講演は正に私達の明日からの診療に役立つ最新の情報満載の内容でした。ありがとうございました。
  • 大阪公立大学市民公開講座

     
    大阪駅近くの大阪公立大学文化交流センターにて市民公開講座の講師を務めました。今回のテーマは「抗菌薬が効かない感染症の時代を迎えて~私達が知っておくこと~」です。市民の方を対象に薬剤耐性菌(Antimicrobial Resistant; AMR)の脅威、風邪に抗菌薬は不要であること、新型コロナウイルス感染症の予防などの話をさせていただきました。少しでもAMRや抗菌薬適正使用に理解が深まれば幸いです。講座には50名ほどの参加者があり、熱心に話を聞いていただきました。感謝申し上げます。ありがとうございました。
  • 大学名変更;大阪市立大学から大阪公立大学へ

    2022年4月より「大阪市立大学」は「大阪府立大学」と合併し、「大阪公立大学(Osaka Metropolitan University)」になりました。学生数約1万6千人の全国最大規模の公立総合大学、国公立大学としても大阪大学、東京大学に次ぐ第3位とのことです。大学のロゴも新しくなりましたので、教室のロゴも「OCU」から「OMU」に変更しました。教室の仲間に取りましても心機一転、頑張ってくれるものと期待しています。

    ロゴマークについて>>

  • 教室の引っ越し

    2013年4月に長崎大学より本学に赴任したときに12Fに教室をいただき山田康一先生と二人でスタートしましたが、その後、教室の人数も増え、今回7Fに引っ越すことになりました。以前より少し大きな教室となりました。私にも教授室をいただき感謝です。ますます仕事中心の生活になりそうです。
  • 3年ぶりの胡蝶蘭の開花

    2014年に私の教授就任のお祝いに頂いた胡蝶蘭が3年ぶりに開花しました。誠に美しい花をたくさんつけてくれました。今年はまたまた良いことがある予感です。
  • 桑原 学先生、大学院卒業おめでとう

    大学院生の桑原先生が医学博士の学位を修得し、卒業されました。大学院中は基礎研究や臨床研究に挑戦し、症例報告の論文も複数発表してくれました。今後は大阪府下の総合病院で呼吸器内科医として勤務予定です。これまで培った感染症の診療や研究の知識や経験はきっと役に立つと思います。桑原先生の活躍に期待しています。

    当教室に在籍・研究を行った先生 >>

  • 医学部卒業おめでとう

    医学部の卒業式が行われました。6年制の皆さん、ご卒業おめでとうございます。まだコロナ禍とのことで飲食を伴う懇親会は開催されませんでしたが、大講義室で学生と教官との交流会が開催され、楽しい時間をいただきました。4月からは研修医として医療の現場の一員です。きっと充実した日々が待っていることでしょう。ILOHAに参加してくれていたメンバーと記念撮影を行いました。
  • 長崎大学大学院セミナー

     
    「大阪市大病院における新型コロナウイルス感染症の地域支援と基礎研究」と題して長崎大学大学院セミナーを担当しました。私からは「大阪の状況と大阪市大病院の活動」、「新型コロナウイルスに合併する真菌症」、「感染症科学研究センターの研究」について話をしました。大阪のコロナの状況も厳しく、長崎にも帰ることができず、今回はWeb講義になりましたが、第2内科の仲間たちが熱心に話に耳を傾けていただき、感謝申し上げます。ありがとうございました。
  • OSICC感染管理セミナー

    標記セミナーが開催され、和歌山県立医科大学附属病院 感染制御部教授の小泉祐介先生に「ピンチはチャンス~和歌山県立医大ICTの挑戦」と題して新型コロナウイルス感染症やVREに対する感染対策を中心にご講演をいただきました。和歌山県立医大の新しいリーダーとしてのご活躍が実感される内容でした。私達ICTも大変刺激を受けました。小泉先生、ありがとうございました。
  • 第11回薬剤師のための大阪Shin感染症治療研究会

    標記研究会が開催されました。抗菌薬と細菌の「イ・ロ・ハ」においては当院薬剤部部長の中村安孝先生が司会をつとめ、臨床感染制御学の山田康一先生に解説を頂きながら、「誤嚥性肺炎のマネジメント」に関して診断や治療選択について議論をしました。特別講演では愛知医科大学病院 薬剤部・感染制御部の塩田有史先生に「薬剤師からみた感染症治療の現状~COVID-19の治療」について講演をいただきました。塩田先生は、COVID-19に対する抗ウイルス薬だけではなく、抗菌薬、抗真菌薬の適正使用において薬剤師の役割の重要性を強調されましたが、改めてコロナ禍での適正使用を考え直す機会をいただきました。Web参加されていた多くの薬剤師にも届いたものと考えます。塩田先生ありがとうございました。
  • 第15回Infection Control Forum in Southern Area of Osaka(ISAO)

    標記研究会が開催されました。冒頭に私からショートレクチャーとして「インフルエンザ・COVID-19の感染症診療のトピックス」の話を申し上げました。その後、特別講演として松下記念病院診療技術部 臨床検査技術室の大友志伸先生より「感染症治療・感染対策に活かすための微生物検査」と題して、院内での具体例を含む微生物検査の実践について講演いただきました。その後、大野記念病院薬剤部感染管理対策室の浦田元樹先生より「腎機能低下患者の感染症治療薬マネジメント~投与設計だけでいいの?~」と題して、腎機能低下患者での各薬剤の仕様のポイントを講演いただきました。お二人のお話はまさにプロフェッショナル!明日からの診療に役立つお話で感激しました。大友先生、浦田先生、ありがとうございました。
  • 院内感染対策講習会

    本年1月より国内で新型コロナウイルス感染症の第6波が襲来し、大阪でもオミクロン株による新規感染者が急増しています。今回の院内感染対策講習会では、大阪大学大学院 医学系研究科 感染制御学教授の忽那賢志先生に「COVID-19最新の話題と感染対策について」と題してご講演をいただきました。忽那先生は我が国の新型コロナウイルス感染症研究の第一人者で、日本に患者が発生した当初より診療に携わり、現在も診療指針等の作成委員を務められています。講演では最新情報をご提供いただきました。忽那先生、ありがとうございました。
  • 大阪市の結核対策

    大阪市は全国の中で最も結核の発症が多い都市です。毎年、大阪市保健所の先生に院内感染対策講習会にて結核に関するアップデートをお話いただいていますが、今回は大阪市健康局保健所 感染症対策課の井村元気先生に「大阪市の結核対策」と題してご講演をいただきました。結核診療や感染制御の基本から大阪市の最新情報まで示唆に富むご内容で、大変勉強になりました。井村先生ありがとうございました。