おしらせ
2023年9月18日
「部落差別の現代的位相と若者の意識」調査報告
2021年4〜5月に関東・関西6校で実施した、大学生の部落(同和)問題についての意識調査報告
科学研究費補助金(2018-21, 基盤C 18K02034)「現代社会における部落差別の変容に関する研究—差別意識とその表出形態に焦点を当てて」による調査報告の一部です。
部落問題の解決を裏付けてきた一連の特別法が法期限を迎えた2002年3月以降に義務教育を受けた若者世代が、部落問題をどのように理解・認識しているのか、学校での学習経験や教科書から受ける影響、さらに、差別の現代的変容(「現代的差別(modern racism)」の受容などについて、検討しました。大阪市立大学、関西大学、近畿大学、龍谷大学、国際基督教大学、上智大学の主として新入生向けの授業で実施しました。
研究代表者
阿久澤麻理子(大阪市立大学[調査実施時点]大阪公立大学[現]人権問題研究センター)
研究分担者
内田龍史(関西大学 社会学部)
熊本理抄(近畿大学 人権問題研究所)
妻木進吾(龍谷大学 経営学部)
出口真紀子(上智大学 外国語学部)
クリストファー・ボンディ(国際基督教大学 教養学部)
Table of Contents:
はじめに (223.5KB) ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 1
基礎編—調査の概要・調査結果の概要(全問の結果) (1.3MB) ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 3
各論編
現代社会における「新たな」部落差別の様態・言説 (1.5MB) ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 26
阿久澤麻理子(大阪公立大学 人権問題研究センター)
大学生における学校教育経験と差別認識について (647KB) ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 41
熊本理抄(近畿大学 人権問題研究所)
Where Do I Learn This? The role of textbooks in shaping understanding of Buraku issue (276.6KB) ・・ 65
Christopher Bondy(国際基督教大学)