講義科目 Lectures
2025年度 人権関係科目一覧
2025年度の人権関連科目、人権副専攻は以下の通りです。
基幹教育科目
科目名 | 単位数 | 開講期 | 曜日 | 時限 | 科目ガイド |
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現代の部落問題 | 2単位 | 前期 | 金 | 2限 | 部落問題とは何か、差別がどのように現代の日本社会の構造に埋めこまれて存在しているのかについて、具体的な事例、インタビュー記事や手記、社会調査、ゲスト講義とフィールドワークなどを通じて学びます。また、日本の人権教育が同和教育から始まった経緯を踏まえて、「差別の現実に深く学ぶ」ことを掲げた同和教育実践の展開にも触れながら、差別とたたかうとはどういうことなのかを考えます。(廣岡浄進) |
現代の部落問題 (中百舌鳥) |
2単位 | 前期 | 火 | 2限 | (西田芳正) |
メディアと人権 | 2単位 | 前期 | 金 | 2限 | ⼈々の「知る権利」に応え、⺠主主義の基盤「情報の平等」「少数意⾒の尊重」などを実現する。これがマス・メディアの⼤きな存在意義ですが、新聞や雑誌、テレビなどの既存メディアは、その役割を果たしているとはいえません。「表現の⾃由」とは何か。インターネットが拓いた「総メディア時代」の光と影とは。 メディアとタブー。 近隣諸国との摩擦や「テロ」を巡る濁流報道は何を⾒えなくしているのか……。 《⼈権》を軸に、メディア総体を巡る問題を共に考えたいと思います。(中村一成) |
部落解放のフロンティア (森之宮) |
2単位 | 後期 | 金 | 2限 | 「部落差別は過去のこと」「部落問題は私には関係ない」。本当にそうでしょうか?この講義では、部落解放運動を原点として、人権を尊重する社会の実現に向けて「フロンティア(最先端)」で活躍するゲスト講師を迎えて、現代の部落問題や差別について学びます。貴重な講義を通して得た学びは、部落問題に限らず、すべての人が安心して暮らせる社会をつくる実践力になります。ともに、よりよい社会をつくりだす最先端に立ちましょう。(川越道子) |
部落差別の成立と展開 (森之宮) |
2単位 | 後期 | 金 | 1限 | 近現代の部落問題は1871年に明治政府が被差別身分を廃止して「平民」身分に編入した(いわゆる解放令)後の近代社会においても、被差別身分の出身である、そのコミュニティ(被差別部落)に所属する、あるいはそのようにみなされることで被る社会的差別です。この授業では、その前提となる被差別民衆の歴史を中世からたどりつつ、それぞれの時代において社会の中ではたした役割や変容、また差別を内包しつつ不可視化する日本文化のありかたについて考えます。(廣岡浄進) |
グローバル化と人権 (森之宮) |
2単位 | 後期 | 金 | 1限 | 90年代に入って特に加速的に拡大したグローバル化は、国境を超えるヒト・モノ・情報の動きを活発化させる一方で、ナショナリズムや、国・企業・個人の競争も強化させ、そのなかでマイノリティの人権がないがしろにされる事態も増加しました。本授業では、グローバル化の功罪を切り口に、この日本社会にどのような外国人が学び、働き、共に生きているのかを歴史や制度的背景、出入国管理制度から考えていきます。(瀬戸徐映里奈) |
障がい者と人権A | 2単位 | 前期 | 金 | 2限 | 「障害の社会モデル」を知っていますか。 障害のある人が何かを「できない」のは、その人の身体機能の欠落のせいではなく、この社会が「多数の人に合わせてできており、社会環境にバリアがあるから」だと捉える枠組みのことで、すでに「障害者権利条約」等の土台にもなっているものです。 授業では、さまざまな切り口から、「社会モデル」の考え方を学びます。 自立生活、情報のバリア、合理的配慮、優生思想等のトピックをとりあげます。 数回、ゲストもお招きします。(松波めぐみ) |
障がい者と人権B (森之宮) |
2単位 | 後期 | 金 | 2限 | |
ジェンダー論入門 | 2単位 | 前期 | 金 | 1限 | ジェンダー格差に関する日本の現実について、女性差別撤廃条約をふまえて概観するとともに、その源にある問題を考察しつつ、どのようにして格差を縮小することが可能か、その方策についても他国の取組などを参照しつつ検討を行う。本授業では主要にはメディア・健康・教育・政治・経済の分野における男女格差を扱うが、「女性」「男性」のなかにも差異があることにも目を配りつつ、すべての人にとってのジェンダー平等の意義についても考える。(古久保さくら) |
ジェンダー論入門 (中百舌鳥) |
2単位 | 前期 | 水 | 3限 | (東優子) |
ジェンダーと現代社会 (森之宮) |
2単位 | 後期 | 金 | 2限 | セクシュアリティをめぐる問題について、いくつかのトピックについて中心的に考察する。セクシュアルマイノリティの人権問題、性暴力と人権問題、性売買における人権侵害、生殖における人権問題などが議論される。人権侵害のない社会をつくるための実践を行っている人びとをゲストに迎え、性の多様性、階層性などを前提としつつ、複雑な問題を複雑なまま理解しながら、人権が尊重される社会をつくるための方策をともに考えたい。(古久保さくら) |
ジェンダーと現代社会 (遠隔) |
2単位 | 後期 | 木 | 3限 | (伊藤良子) |
エスニック・スタディ | 2単位 | 前期 | 金 | 1限 | この授業では、日本におけるエスニック・マイノリティの状況を、マジョリティである「(エスニックな)日本人」との関係の中で考えます。具体的に扱うのは、国籍や在留資格の現状、在日コリアンの歴史、ニューカマーの人々の現状およびそれにかかわる政策、先住民としてのアイヌの人々が置かれている状況、マジョリティとしての「日本人」によるナショナリズムや排外主義、そしてネット上で広がるヘイトスピーチの問題などです。これらの問題の検討を通して、表面的な行政用語にとどまらないリアルな意味での「多文化社会」が成立するための条件を探ります。(明戸隆浩) |
コリアン・スタディーズ (森之宮) |
2単位 | 後期 | 水 | 4限 | (伊地知紀子) |
クィアスタディーズ | 2単位 | 前期 | 金 | 3限 | LGBTQやSOGI、クィアなどの用語を聞いたことがある人は多くても、それらの意味や関連する施策・運動についてまで説明できる人はそう多くないと思います。本講義では、性的マイノリティに関する基礎知識を習得するとともに、セクシュアリティが規範や病理、格差などにどう結びついているのかを、歴史と理論の両面から学習します。そして、自らセクシュアリティに関する問題を発見し、それを探求できるようになることを目指します。(宮田りりぃ) |
企業と人権 (森之宮) |
2単位 | 後期 | 金 | 1限 | 皆さんにとって「人権」はどんなイメージでしょう? ジェンダー、LGBT、障害者問題、部落差別、児童労働、ハラスメント…等々、その表す言葉も含めてほんとにさまざまだと思います。多くの学生の卒業後の進路でもある企業の事業活動は、実はこうした人権の問題と非常に大きなかかわりを持っています。CSR(企業の社会的責任)やSDGs、サステナビリティから「ビジネスと人権」まで、現代社会で企業に何が求められているか、実際に企業がどう取り組んでいるかを学ぶ「企業と人権」でお待ちしています!(松岡秀紀) |
地球市民と人権 | 2単位 | 前期 | 金 | 3限 | 「人権ってなに?」―学校でたくさんの人権に関わる諸課題を学んできたことと思います。子どもの人権、障害のある人の人権、外国人の人権、部落差別など… でも、「そもそも人権ってなに?」と考えてみたことがありますか。「人権(human rights)にはsがつく!」ということも。人権は、みなさん一人一人が持っている権利です。それは世界中すべての人が生まれながらに持つ権利でもあります。そんな、「人権のそもそも」を学びほぐし(unlearn)、そのうえで、差別や社会的排除に抗するにはどうしたらいいのかを考えます。人権の原則を学んだ上で、「差別とは何か」「人権モデルと社会モデル」「社会構造に埋め込まれた差別」「マジョリティ特権」「マイクロアグレッション」「新しい差別とは」などの」テーマを学びます。(阿久澤麻理子) |
労働と人権 | 2単位 | 前期 | 金 | 2限 | 長時間労働、低賃金、非正規雇用、セクハラ、パワハラ、ワーキングプア…。さまざまな課題を抱える現代日本の労働現場。それでも、生活するために私たちは働かざるを得ません。「労働と人権」では、労働者の権利、労働運動の歴史や現状、労働問題の解決方法など、理論から実践的な知識まで、労働組合員、教員、弁護士、研究者といった多彩なゲスト講師が熱意あふれる授業を展開します。今、そして、将来働くすべての人に受講してほしい、そんな講義です。(川越道子) |
平和と人権 (森之宮) |
2単位 | 後期 | 金 | 2限 | 「平和と人権」では、私たちが生きている現代がどういう時代で、この先どのような社会になっていく可能性があるのか、とりわけ、若者の政治への関心の希薄化が将来どのような社会を生み出していくことになるのかを考え議論します。社会学、歴史学、地域研究、国際法学など、多くの著名人による大変ぜいたくな講義ですので、ぜひご参加ください。(新ヶ江章友) |
※カッコ書きのない科目は2025年度前期まで杉本キャンパスでの開講です。
曜日・時限、開講キャンパス等はUNIPAでよく確かめてください。
大学院共通科目
科目名 | 単位数 | 開講期 | 曜日 | 時限 | 科目ガイド |
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人権問題論A | 2単位 | 前期 後期 |
集中 | - | 人権感覚を備えたリーダーシップ、すなわち多様性社会の基盤としての人権認識と問題解決にあたる実践的な態度と技能とを涵養するために、国際人権基準と日本の課題、ハラスメントの構造とその予防、都市大阪と被差別マイノリティにかかわる歴史と現実などについて、研究科を横断して、ワークショップやグループ討議なども交えながら学びます。なお、履修登録の手続き上、博士前期課程(修士課程)では「人権問題論A」、博士後期課程では「人権問題論B」として開講されますが、授業は合同で進めます。(廣岡浄進) |
人権問題論B | 2単位 | 前期 後期 |
集中 | - |
※こちらは中百舌鳥キャンパスの方も履修できます。
副専攻
科目名 | 単位数 | 開講期 | 曜日 | 時限 | 科目ガイド |
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ワークショップと講義 で学ぶ人権基礎講座 |
2単位 | 前期 | 集中 | - | HR(人権)副専攻のよいところ。人権について理解を深めることができる。「モヤモヤ」を考えることができる。人権を守る社会を実現するために活躍するカッコイイ人たちに会える。学びの宝庫にフィールドワークに行ける。視野が広がる。主体性が身につく。他者の権利を侵害しない自分に近づくことができる。主専攻の学びも深められる。学んだことを社会に発信する経験ができる。タフになる。語り合う仲間ができる。楽しい。(川越道子) |
人権問題研究演習1a | 2単位 | 後期 | 集中 | - | |
人権問題研究演習1b | 2単位 | 前期 | 集中 | - | |
人権問題研究演習2 | 2単位 | 後期 | 集中 | - |
※詳細は 副専攻のページ をご覧ください。