おしらせ

2023年9月28日

第176回 サロンde人権のおしらせ

テーマ: なぜ異カースト間結婚は不可触民解放運動の戦略にならないのか?
- 父親と娘、父親と息子、母親と娘、母親と息子の関係性から考察する

話題提供: 根本 達 さん(佛教大学)

日時: 2023年10月30日(月)15時00分〜17時00分
場所: 大阪公立大学 梅田サテライト 101教室

 「不可触民の父」アンベードカル(1891-1956)は1936年に「カーストを破棄するための正しい解決策は異カースト間の結婚である」と主張し、1948年に自らバラモン女性との異カースト間結婚を実践した。異カーストとの結婚は現代インドにおいても社会規範からの大きな逸脱であり、現地社会の人間関係を揺るがす強い影響力を持つ。しかしこれまでの不可触民解放運動(もしくはダリト運動)の中で異カースト間結婚が戦略として定着することはなかった。マハーラーシュトラ州ナーグプルと近隣農村での人類学的フィールドワークをもとに、異カーストとの恋愛結婚を選択した当事者(娘や息子)と両親の関係性を検討し、この理由を考察する。

参加無料・事前申込・先着順

※いつもと会場が異なります。(定員20名)

参加希望者は前日正午までにお申し込みください。
定員に達し次第締切とさせていただきます。

お問い合わせはセンターまで

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