政策研究交流事業
都市防災研究シンポジウム
東日本大震災の発災を機に、2011年、大阪市立大学は「いのちを守る」ことを第一義に置き、分野横断的な研究プロジェクトを立ち上げ、『いのちを守る都市づくり』の検討を進めることとした。その成果は
「いのちを守る都市づくり【課題編】東日本大震災から見えてきたもの」(大阪公立大学共同出版会)
「いのちを守る都市づくり【アクション編】みんなで備える広域複合災害」(大阪公立大学共同出版会)
としてとりまとめた。2013年度からはいのちを守ることを地域で実践することと地域の防災リーダーの育成を目的として、大阪市南部地区との連携協定などの下、住民や行政担当者などの地域のステークホルダーとともに地域防災教育や地域防災フォーラム開催など地域での実践的取り組みを展開してきた。
このような地域との連携を一層進化させて「いのちを守る都市づくり」を実践するためにはさまざまな分野における専門知の高度化と共有化を図ることが求められる。このような観点から専門知の交流・共有の場として都市防災研究シンポジウムを開催している。
コミュニティ防災フォーラム
国際シンポジウム
少子高齢化による労働力不足に加え、女性の社会進出に伴うケアの担い手不足など、いわゆる「ケアの危機」に関心が集まっている。ケアの新たな担い手となっている移住労働者の生活支援等の課題、家族や地域コミュニティのケア機能の喪失に伴う子どもの貧困の深化、引きこもりや非正規雇用等、新しい生活困窮層への対応も求められる。こうした問題に対し、都市や地域でどのような対応が進められているのか、国内外の現状や施策、知見の共有の場として開催している。
サイエンスカフェ
ぼうさい国体