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2023年6月16日

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UReC×NCREEジョイントセミナー開催報告

図1 2023年4月28日(金)に台湾の国立研究所National Center for Research on Earthquake Engineering (NCREE) の研究者4名と構造技術者1名を招いて,学術情報総合センター1Fの文化交流室において,ジョイントセミナーを開催しました。
 テーマは,「都市を対象とした構造物群モニタリングプラットフォームの展開と活用」です。

第一部 「構造物群モニタリングプラットフォームの展開に関する意見交換」

 重松孝明教授(UReCの研究センター長)の開会の辞の後,NCREEから記念品が贈呈されました。生田英輔教授からUReCの活動について,Ching-Chun Chen研究員からNCREEの研究機関について,それぞれ紹介されました。Bo-Han Lee研究員は,台湾における構造物モニタリングデータハブの開発状況と機能についてデモンストレーションを行いました。これらの報告をもとに,データハブに関する今後の活用やNCREEとUReCの国際的協力について,意見交換を行いました。また,NCREEの国際イベントEarthquake Cupへの参加が呼びかけられました。図2

第二部 「構造モニタリングデータの活用事例の紹介」

 Chi-Lon Jang 研究員は,台湾における長期橋梁モニタリングに関して,実践的な取り組み事例を紹介しました。Jiang Qirong研究員は,橋梁の形式や環境条件など,モニタリングデータの分析に関わる要因の重要性を訴えました。さらに,大阪公立大学の都市系専攻修士課程1年生の山内優志君は,本学杉本キャンパスでの建物モニタリングシステムの活用について,疋田和輝君はモニタリングとAIを連携した建物健全性評価について,それぞれ発表しました。


 本ジョイントセミナーは,専門家や関連分野の学者との意見交換の場に留まらず,台湾と日本の友好的な交流となりました。
 今後も定期的な交流を継続し,UReCとNCREEの国際的協力の機会を促進していくことを目指します。図3図4