カリキュラム
生物化学科
教育目的
さまざまな⽣体分⼦やその集合体が⾼度に組織化されて、多種多様な細胞が形成される。さらに、これらの細胞が相互のコミュニケーションを介して⽣体システムを構成している。また、⽣体システムには、外部環境の変化に適応する能⼒が備えられている。生物化学科では、これらのメカニズムを分⼦論的に理解するために必要な化学、⽣化学、分⼦⽣物学、細胞⽣物化学、バイオテクノロジー、ケミカルバイオロジーなどの専⾨的な知識の修得を⽬指す。さらに、論理的思考⼒や幅広い教養を⾝につけ、専⾨的な知識を⽣かして、ヒトのさまざまな疾病の発症メカニズムの解明、疾病の予防⽅法の確⽴、創薬などに向けた基礎研究に関連した分野で広く社会に貢献できる⼈材の育成を⾏う。また、当該分野で国際的な活躍のできる⼈材の育成を⾏う。この教育⽬的に照らして、次のような能⼒を⾝につけたものに学⼠の学位を授与する。
教育目標
上記を達成するための具体的な教育目標を以下のように設定する。
- 数学、物理学、化学、生物学、地球学、生物化学などの自然科学から、人文・社会科学に至るまで幅広く豊かな教養を修得し、グローバルな視点から物事を考える高い素養と能力を身につける。
- 生物化学を学ぶ上で必要となる数学、自然科学の各分野、および情報技術などの基礎的知識を修得し、論理的思考力を身につける。
- 生物化学を学ぶ上で必要な情報を収集し、量的・質的に分析および解析し、適切に判断できる能力を習得する。
- 生物化学領域の専門的知識を修得し、さまざまな専門分野における問題解決能力、および発展させる能力を身につける。
- 論理的な記述力、および口頭発表、討論の能力を身につけ、国際的に通用するコミュニケーション基礎能力を習得する。
履修マップ
生物化学専攻
(博士前期課程)
教育目的
生物化学分野の専門的な知識とともに、論理的思考力や幅広い教養を身に付け、主体的な探究心をもって、ヒトのさまざまな疾病の発症メカニズムの解明、疾病の予防方法の確立、創薬などに向けた最先端研究に取り組み、科学技術の開発・研究に貢献できる研究者・技術者等に必要なディスカッション能力、発表能力、問題解決能力、論理的思考力を持った人材を養成することを目的とする。
教育目標
上記を達成するための具体的な教育目標を以下のように設定する。
1.主体的な探究心をもち、生物化学分野の高度な専門知識を身につける。
2.生物化学分野に関する豊かな教養と高い倫理観、創造力を習得する。
3.社会の発展に貢献できる高度な専門性をもち、研究者・技術者等としての研究遂行能力を修得する。
4.高度専門性をもつ研究者・技術者等に必要な能力(ディスカッション能力、発表能力、問題解決能力、論理的思考力)を身につける。
(博士後期課程)
教育目的
生物化学分野の高度な専門知識とともに研究の立案、推進、評価を行うための高度な能力、ディスカッション能力を身に付け、世界で活躍できる高度専門性を持つ教育研究者や研究機関の研究者として、研究開発において主導的な役割を果たし、社会の発展に大きく寄与し得る人材を養成することを目的とする。
教育目標
上記を達成するための具体的な教育目標を以下のように設定する。
1.社会の変化に柔軟に対応し、世界で活躍できる高度専門性をもつ研究者・技術者等としての研究能力を修得する。
2.社会の発展に貢献できる高度で独創的な研究計画を企画・立案・評価する能力を身につける。
3.社会の発展に貢献できる高度なディスカッション能力、発表能力を身につける。