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2023年9月20日
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第133回 生物科学フロンティアセミナー:2023年9月22日(金)13:15~
AI・シミュレーションが拓く創薬の未来
奥野 恭史 先生 (京都大学 大学院医学研究科 教授、 理化学研究所 計算科学研究センター 部門長)
日時:令和 5年 9月 22日(金)午後1時15分より
場所:中百舌鳥キャンパス A13棟3階323号室
医薬品開発は、一般に、1,000 億円以上、10 年以上の多額の開発費と長い年月を有し、効率的な創薬が求められている。AI やシミュレーションは、その有力なソリューションの一つとして期待されている。
我々は、これまでに、創薬プロセスの上流から下流に至る各ステップのAI・シミュレーション技術(創薬標的探索や薬効・毒性等の活性予測やメカニズム解明、さらにはそれらを最適化条件とする化合物デザイン、臨床データからの副作用要因抽出などの計算技術)の開発を行ってきた。例えば、製薬企業10 数社の化合物データを共有し、活性・ADMET を予測し、化学構造の生成するAI の開発を行っている。また、マルチオミクスなどの実験データ、臨床データなどの多種多様なデータを用いて、患者層別化、サンプル分類、分子メカニズムの解明、バイオマーカー推定、創薬標的分子探索などのAI 技術も開発している。本講義では、演者が取り組む具体的な事例を紹介しつつ、創薬におけるAI の現状と未来についてお話ししたい。
(世話人・中瀬 生彦)
パンフレットは↓