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2024年1月15日

  • 研究

超流動体はレイノルズの相似則に従うか? 物理学の「常識」を覆す量子粘性を理論提言

竹内宏光講師(南部陽一郎物理学研究所および物理学専攻素励起物理学研究室)は、大気の流れや人体の血流など、あらゆる粘性流体に適用できるレイノルズの相似則を非粘性の量子流体として知られる超流(動)体へと拡張し、その検証方法を理論的に提案しました。超流体中を落下する物体の終端速度を測定すれば、超流体におけるレイノルズの相似則の成立を検証できることを提示しました。この法則が成立すれば、純粋な超流体にも実効的な粘性「量子粘性」が存在することが提言されました。

本研究に関するプレス発表の内容は以下のリンクをご覧下さい。

https://www.omu.ac.jp/info/research_news/entry-09775.html

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