研究科長挨拶

ようこそ、多様な知が集まる
現代システム科学研究科へ

現代システム科学研究科長 竹中 規訓

edit240229_new

 

最高学府は現代では大学院のことを意味する時代となってきました。最高学府である大学院を修了して待っている社会は文系/理系という区分はなく、それらが複雑に絡み合った世界です。現代システム科学研究科は文理融合で幅広く俯瞰的な知識や考え方をベースに、学術研究の専門性をより高めた学修、研究を行うところで、英語名称にもあるSustainable System Sciencesという持続可能性を追求する研究科です。環境の問題、社会の問題、人間の問題など現在の状況はあまり好ましい状態ではないように感じておられる人も多いと思います。それらの問題を見いだし、解決への糸口を探り、行動し、実現する。そのための学問を学び、研究し、社会へ貢献する。それが現代システム科学研究科の目標です。

現代システム科学研究科では、「誰もが幸せに暮らせる持続可能な社会を実現することに貢献する使命感、責任感、高い倫理観に基づく判断力や行動力」「専門分野が異なる人に自分の研究内容を分かりやすく伝える能力」「異なる分野の知見を組み合わせて問題を解決する能力」を備えた学生を育成します。分野横断的な学びや研究は、実社会での問題解決に役立ち、誰もが幸せに暮らすことができる社会の実現、持続可能な社会の実現に貢献でき、新たな知の地平を切り拓くためにも有効な、多様で柔軟な視点を与えてくれます。幅広い知識をベースにより専門化された知を俯瞰、横断し、現代社会の複合的な問題に教員と一緒になって取り組み、より良い未来の構築に貢献していきましょう。