おしらせ

2024年11月5日

  • 研究

研究室での研究活動・実践プロジェクトで愛媛県西予市明浜町田之浜地区を訪問しました!

2024年10月28日から11月3日にかけて、研究室の研究活動・実践プロジェクトで愛媛県西予市明浜町田之浜地区を訪問しました!

田之浜地区は昨年度の活動に引き続いてお世話になっている集落でもあります。
今年度は、研究室の研究活動・実践プロジェクトとしても拡大し、海洋資源・地域の歴史文化・景観・防災等の観点から総合的に捉え、これらの地域資源循環や
醸成をトリガーとし、地域主導での集落の持続可能性や将来像再構築を支える体系的知見を得ることを目的に活動を行いました。
海洋環境学研究室(黒田桂菜先生・研究室学生)、都市防災学を専門とする生田英輔先生との共同研究でもあります。

地域組織「あけはまリメイク」「たのキッチン」を地域と大学連携のプラットフォームとして位置づけ、まちづくりオーラル・ヒストリーの計画技術を応用し、農業や海業の生業を軸とした集落の歴史文化・景観資源を言語化、可視化(アーカイブ化)するなど、地域遺伝子の編纂を図ることを目指し、地域の方々(延べ18名)にインタビューを実施しました。

また、地域資源循環として、農業系廃棄物や生ごみを原料とするメタン発酵装置の設置・環境負荷低減との連動を図り、これらのプロセスに交流促進を図ることや、地域の魚食や郷土食を通じた協働プログラムを付加し、地域資源循環の取り組みを考える機会を創出しました。明浜町のおいしい柑橘類は、コンパクトに形成される海と急傾斜の農地という条件下のもと、天候、日照、水捌け、ミネラル摂取などの条件が整い成立するそうです。
6次産業化を通じた柑橘廃棄物と木質系廃棄物(
樹皮)の混合による有機栽培の資源循環を読み解くと、景観形成のテリトーリオ(行政界を超えた結びつきを示す社会システム)に通ずるものとしても興味深く、領域横断ならではのアプローチとして浮かびあがってくる知見もありました。

ここから、さらに、コミュニティ醸成の動きを拡張し、防災まちづくりに資する取り組みにつなげるなども含め、引き続き活動を行っていきたいと思います!

田之浜01 田之浜02
田之浜03 田之浜04
田之浜05 田之浜06
田之浜07 田之浜08
田之浜09 田之浜10
田之浜11 田之浜12
田之浜13 田之浜14
田之浜15 田之浜16
田之浜17 田之浜18