実験動物学とは
実験動物学は、実験に用いる動物を対象とした学問で、解剖学、生理学、発生学、繁殖学、病理学、微生物学などと関連し、広範な学問領域の知識に立脚した総合科学です。また、ヒトの疾患の理解と治療法の開発を目指して発展してきた学問でもあり、近年、分子生物学や遺伝子工学の発展がきっかけとなり、疾患の理解に加えて、動物一般の生命現象の幅広い理解を追求する学問へと発展してきました。本研究室では、ラット・マウスといった動物個体の観察から、組織培養を含む細胞(細胞生物学)や分子(生化学や分子生物学)に至る広領域にわたる考え方及び技術を駆使し、動物の構造機能を統合的に解明するべく、各研究テーマに取り組んでいます。