図書館からのお知らせ

大阪女子大学の前身である大阪府女子専門学校は、日本で二番目に開設された公立の女子専門学校で女子高等教育機関の形成発展において独自の足跡を残してきたと高く評価されています。その卒業論文（昭和2年～25年度）は、大阪女子大学附属図書館に長く保管され、2006年3月には『大阪府女子専門学校卒業論文目録』（大阪女子大学附属図書館編　）が刊行されました。大阪府立三大学の統合にともない大阪女子大学附属図書館は2007年に閉館され、これらの資料は大阪女子大学の蔵書とともに大阪府立大学学術情報センター図書館（現・大阪公立大学中百舌鳥図書館）に移管されました。

これまで、この卒業論文の閲覧・複写等の利用については、著作権者である卒業生本人またはその権利を相続する者（以下「関係者」という。）の許諾を必須としてきました。しかし時間の経過とともに、関係者への連絡及び利用許諾を得ることが困難な事例が増えてきたため、利用手続きについて見直すことにしました。

今後、個人的な研究目的での利用の場合は関係者への許諾連絡については省略させていただきます。ただし、その論文を掲載、転載等、何等かの形で公表する場合は、利用者自身から関係者に許諾連絡をとることを依頼するようにいたします。

なお、関係者から「閲覧自体を不可とする」旨のお申し出があった場合は、それ以降の当該論文の閲覧利用を制限することとします。

2023年4月より上記のとおりといたしますので、趣旨をご理解のうえ、ご協力いただきますようよろしくお願いいたします。