空間・社会・地理思想

2024年10月5日

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空間社会地理思想 第27号

論文

太田 茂徳
「地域」の形而上学―その存在論的ニッチnicheを探る―

中島 弘二
金武湾闘争における生存思想の展開―「存在の政治」の視点から―

鈴木 洋太郎
「被災地」〈と〉生きる―発災12年が経過した宮城県石巻市でのフィールドワークから―

翻訳

アンドリュー・バリー
(深谷 舜、大川 正彦 訳)
テクノロジカル・ゾーン

特集1 外国人の居住・労働・セーフティネットに迫る

水内 俊雄、朱 澤川
大都市インナーエリアで外国人が生成する新たな空問と社会―全国と西成区の分析から―

古川 翔三郎、近藤 民代
在留資格別にみた外国人居住の実態と大阪市西成区におけるその集住の影響

船岡 敏和
大阪・西成でのNPO 法人日越支援会における「ふだん着地域共生」の未来図―多様性と活力ある地域共生社会の根底を支える「自助・共助・公助」に関する試行的分析―

コルナトウスキ・ヒェラルド
エンクレイヴ化過程における共助支援ネットワーキングの役割―福岡と横浜の在留外国人向けの「連帯ハブ」を事例に―

特集2 ホームレス・生活困窮者支援の現場から

吉田 鈴子
職場が共に生きる場所になるような施策を―ホームレスの人を支援して―

中井 佳誉子
ホームレスの人たちの就労支援に関する研究―認定NPO法人釜ヶ崎支援機構における「特掃」で紡ぐつながりを通して―

水野 阿修羅
寄せ場の変容と山谷・釜ヶ崎 -2-

特集3 東アジアの批判地理学と鄧永成
Special Section 3 East Asian Critical Geography and Tang Wing-Shing

この特集記事は日本語と英語(一部は中国語も含む)によって書かれています。
The articles in this special section are published in both Japanese and English.
この特集は、EARCAGのウェブサイトでもご覧いただけます。
This special section is also available on the EARCAG website.

イップ・モーリス(葉 鈞頌)、水内 俊雄
Maurice YIP, Toshio MIZUUCHI
四半世紀を経たEARCAG:東アジア批判地理学の回顧と展望―鄧永成先生を偲ぶ―
EARCAG after 25 Years: Retrospect and Prospect for East Asian Critical Geography – In Memory of Professor Tang Wing-Shing –

香港批判地理学グループ、リー・ジョアンナ・ワイイン、ソロモン・ベンジャミン(森 正人 訳)
Hong Kong Critical Geography Group, Joanna Wai Ying LEE, Solomon BENJAMIN
鄧永成教授を忘れない―都市世界を啓発し続ける地理学者―
In Memory of Professor Tang Wing-Shing: A Geographer Enlightening Urban Worlds

東アジアオルタナティプ地理学地域会議(EARCAG)国際運営委員会(森 正人 訳)
International Steering Committee of East Asian Regional Conference in Alternative Geography
鄧永成教授を偲んで―友情と協働の25年―
In Remembrance of Professor TANG Wing-Shing: 25 Years of Friendship and Collaboration

ウォン・キッピン(タミー) (王 潔萍)、水岡 不二雄、リー・チーラップ・ジャッキー(李 子立)、ソロモン・ベンジャミン
Kit Ping (Tammy) WONG, Fujio MIZUOKA, Chi Lap Jacky LEE, Solomon BENJAMIN
香港で開催されたEARCAG―回想録―
EARCAG in Hong Kong: A Collective Memoir

チェ・ビョンドゥ(崔 炳斗)(森 正人 訳)
Byung-doo CHOI
千の風になって―東アジアの批判地理学者の使命をウィンシンの知恵とともに続けていく―
A Thousand Winds: Carrying on the Mission of East Asian Critical Geographers with Wing-Shing's Wisdom

水内 俊雄
Toshio MIZUUCHI
21世紀の変わり目にウィンシンと私の間で起こったこと―EARCAG1999における劇的な出会いからその後の魅力溢れる学術企画―
What Happened between Wing Shing and Me at the Turn of the 21st Century: The Impactful Encounter at EARCAG 1999 and His Fascinating Academic Initiatives Thereafter

シュー・ジンユー(徐 進鈺)(森 正人 訳)
Jinn-Yuh HSU
脱植民地化と東アジア批判地理学—永成さんの実践に基づく学術界の国際分業に関する考察―
Decolonization and East Asian Critical Geography: Reflections on International Division of Labor in Academia Based on Wing-Shing's Practices

パク・ペギュン(朴 培均)(森 正人 訳)
Bae-Gyoon PARK
送友人―東アジア批判地理学における鄧永成教授の献身と遺産を偲ぶ―
Seeing Off a Friend: Memories of Prof. Wing-Shing Tang's Commitment and Legacy in East Asian Critical Geography

イップ・モーリス(葉 鈞頌)、水内 俊雄
Maurice YIP, Toshio MIZUUCHI
大阪市立大学に貢献された鄧永成先生の軌跡と関連する著作目録
The Trajectory of TANG Wing-Shing's Contributions to Osaka City University and a Bibliography of His Related Works