ペインクリニック
ペインクリニックの紹介
ペインクリニックとは、全身の痛みを対象として治療を行う診療部門です。当病院は天王寺駅に近接しており通院しやすく、当科の外来には大阪府を中心に関西一円から1日平均約40人、1年間でのべ約10000人の患者様が来られます。
当科で治療を行っている代表的な病気は、帯状疱疹の痛み、腰痛等の脊椎疾患に起因する痛み、難治性神経障害性疼痛、三叉神経痛、癌性疼痛、頭痛などです。他院、他科から紹介される難治性疼痛が多くを占めます。
ペインクリニックの代表的な治療法
ペインクリニックの代表的な治療法は、薬物療法、神経ブロック療法とそれを応用した痛み治療、心理療法、そして理学療法です。当科を訪れる患者様の痛みは一般的な痛み止めでは効果が少ない場合が多いので、種類の違ういくつかの薬を併用し、痛みを和らげます。薬物による治療を行っても充分な効果が得られない場合、神経ブロック療法を行うことがあります。なかなか治療に反応しにくい長く続く痛みもありますので、その場合は可能な限り生活しやすくする工夫を提案しながら、必要であれば他科や他院と連携して治療していきます。
神経ブロックについて
神経ブロックとは神経に直接麻酔の薬を注入して脳へ痛みの刺激が伝わることを抑える治療法です。神経ブロックを応用した専門的な治療法も多数行っています。ブロックには針を用いますので、血をサラサラにする薬(抗凝固薬)を内服中の方や血が止まりにくい体質の方は受けることができません。そのような場合は理学療法や光線療法(レーザー治療)を行います。
椎間板治療 L'DISQのご案内
当科では、椎間板ヘルニアや椎間板由来の痛みに有効なL'DISQという最新の治療機器を導入しました。
L’DISQ は椎間板ヘルニアの痛み治療に有効な治療法です。 椎間板髄核をプラズマで蒸散させ、同時に小鉗子で膨隆部の髄核を少量摘出します。局所麻酔下で処置が可能で、入院も短期間で済みます。本治療に適している症例、不適切な症例がございますので、適応外の場合であっても紹介患者様の臨床症状やヘルニアの性状を考慮し、他科とも連携しながら適切な治療方法を提案させていただきます。
痛みが続くということは本当につらいことです。
痛みでお悩みの方は一度当科にご相談ください。