研究室概要
研究室概要
身の回りで起こっている様々な現象を化学の力で解明することを基本に、様々なテーマに取り組んでいます。主に、環境中の気体と水が関与する現象に興味を持っています。
- 水溶液を凍結すると溶液中より速くなったり、溶液中では起こらない反応が起こったりする現象や氷の中で進む反応や水の乾燥で起こる溶質の変化の研究
- 大気中の微量成分 (亜硝酸ガスやアンモニアガスなど) の測定から河川水の分析 (化学発光による連続COD測定)
- 生駒山や金剛山、泉大津、ベトナム、南極などでのフィールド調査
- 微量物質の分析手法の開発
- 実験室にその環境や反応を再現して現象を解明
- 無機物も扱えば有機物も研究対象にしています。
様々な物理プロセスの中で化学物質は、固体や液体からイオンや分子や沈殿物として<析出>してきます。この<析出>が化学反応、化学形態、環境に与える影響をそのメカニズムから解明することが目標です。環境中では、均一なところはほとんどなく、相変化が起これば、温度、圧力、濃度などが絶えず変化します。その現象を一つ一つ解明し、”環境化学”という学問領域の一部を担う一領域の確立を目指しています。
~当研究室に興味のある学生さんへ~
座右の銘は”論より証拠”です。たくさん実験をして、その中から誰も知らないことを発見し、解明していく科学の面白さを体験してくれればと思っています。大学でしかできないようなテーマが多く、学生時代に何か一つ新しい発見をして、その喜びを味わってほしいです。研究も運動も遊びも一生懸命取り組んで楽しい研究室生活を送ってください。
教授 竹中 規訓