高度人材育成推進センターでは、現在のセンターの前身である産学協同高度人材育成センター設立時より様々なプログラムの採択を受けています。センターでは、これらのプログラム活動において構築したカリキュラムを提供しています。

文部科学省 イノベーション創出若手研究人材養成事業 「地域・産業牽引型高度人材育成プログラム」         
実施期間 平成20年度~24年度
概 要 本プログラムでは、地域に根ざした公立大学として育まれてきた産業指向型人材育成手法を体系化し、イノベーション人材養成システムを構築する。その目的は基礎科学における「高度な学術研究能力」と、その成果を新しい技術概念や産業の開拓に強力に結びつける「高い実践的センス」を調和させた学位取得研究者を、産学が協同で育成することである。
本活動の拠点として「高度人材育成センター」の前身である「産学協同高度人材育成センター」を「21世紀科学研究機構」内に新設し、従来の教育システムを改革し、全学的取り組みの核と位置付ける。人材育成ソフトとしては「高度研究プログラム」、「産学連携研究プログラム」、「海外展開教育プログラム」の3プログラムを産官学共同で策定・実施する。その中でも米ブラウン大学の TEC プログラム (Technology, Education and Commercialization (TEC) Program)の思想を取り入れた「府大 TEC(Technology-based Entreprenerurship Course) プログラム」が最も特徴的な産学が連携したプログラムとなっている。
事後評価 総合評価S

文部科学省 実践型研究リーダー養成事業 「地域・産業牽引型研究リーダー養成プログラム」      
実施期間 平成22年度 ~平成26年度
概 要 本プログラムは、基礎科学をグローバルに牽引できる「学術研究能力」とその成果を産業の開拓へ強力に結びつける「企業マインド」を調和させ、産業界を牽引するリーダー性を有する博士研究人材の養成を目的とする。これは企業等の研究開発力を最大限に引き出すチームリーダーとしての博士研究人材の養成、およびそれを可能にする実践プログラムの開発を意図し、学術的独創性を有しながら高い実業的センスと産業創出への気概・意欲に満ちた人材の養成を戦略的・継続的に実施する。
プログラムの実施に際しては、本学で平成20年より実施してきた「地域・産業牽引型高度人材育成プログラム」と平行展開することで、効率的な育成体系を整備する。マーケティング力、研究提案力、コミュニケーション力、チーム研究デザイン・プランニング力、チーム指導牽引力を兼備し、自らマーケットを見据え、リーダーシップを発揮して研究チームを組織し、またそれをマネージメントすることでイノベーション創出を牽引する自立性の高い研究人材を目指す。
事後評価 総合評価S

文部科学省 ポストドクター ・キャリア開発事業 「公立3大学 産業牽引型ドクター育成プログラム」
代表機関:大阪市立大学(共同実施機関:兵庫県立大学、大阪府立大学)     
実施期間 平成24年度 ~平成28年度
概 要 本プログラムは、理学、工学、生命科学の学問領域で強みを発揮してきた伝統ある研究型公立三3大学協働の地域貢献型人材育成事業として、高度な研究能力と産業牽引力を両立させたポストドクター(PD)が産業界の多様な場に進出する流れを3大学共同で創り出すことを狙いとする。
学長のリーダーシップが強く発揮できる公立大学ならではの機動性・波及性、及び3大学合同による規模・多様性のメリットを最大限両立させ、キャリアパス開発事業における新しい公立大学モデルを構築する。
大阪府立大学で実践する博士学生向け「産業牽引型高度人材育成プログラム」をモデルとして活用し、高度な研究能力と産業牽引力を両立させたポストドクター(PD)が産業界の多様な場に進出する流れを3大学共同で創り出すことによって、若手研究者(学生)、教員、企業三者の意識改革を促し、地域貢献型高度人材育成の好循環を定着させる。
事後評価 総合評価S

文部科学省 グローバルアントレプレナー育成促進事業(EDGE)
「地域産学官連携型持続的イノベーション・エコシステム拠点:科学技術駆動型イノベーション創出プレイヤー養成プログラム」   
実施期間 平成26年度 ~平成 28年度
概 要 本プログラムは、研究成果をイノベーション創出や新産業創成に活かす人材の養成及び地域産官学との連携に立脚したイノベーション拠点の構築を目的とする。
本学が実施する「産業牽引型高度人材育成プログラム」である「イノベーション創出型研究者養成(TEC)」や「ことづくり思考」の養成ツール「ビジネス企画演習」、「課題設定型演習」、「戦略的システム思考力演習」等の演習プログラムにデザイン思考やアイディエーションスキルを導入し、企業家養成のプログラムを構築する。
またアドバンストコース(科学技術政策立案、起業プランニング、社内ベンチャー企画、ファイナンシャルプラン、MOTコンサル演習、PBL海外インターンシップ等)では、受講者個々の研究成果を利用した実践演習を多角的にサポートにし、イノベーション・エコシステムを有機的に運用しつつ人材を育成する。
核となるイノベーション拠点は『高度研究者を実質的な企業家として育成』、『行政、府立産技研、地域企業など地域産学官と連携』、『研究成果の事業化のための「活きた」実践演習のサポート体制とその持続的事業化支援』を特徴とする。
事後評価 総合評価A

文部科学省 次世代アントレプレナー育成事業(EDGE-NEXT)「多様性と創造的協働に基づくアントレプレナー育成プログラム」
(IDEA: Innovation x Diversity x Entrepreneurship Education Alliance)」  
実施期間 平成29年度~令和3年度
主幹機関 九州大学
協働機関

奈良先端科学技術大学院大学、大阪府立大学、立命館大学、
その他協力大学(広島大学、福岡大学、崇城大学、立命館アジア太平洋大学)

概 要 本学が参画するコンソーシアム「IDEA(イデア)」は、文部科学省「グローバルアントレプレナー育成促進事業」(EDGEプログラム、平成26年度~平成28年度)の採択校である九州大学、大阪府立大学、立命館大学、奈良先端科学技術大学院大学の4大学と企業・地方自治体・他大学などが連携し、「アジア発の次世代グローバルアントレプレナー育成プラットフォーム」の構築をめざします。
事後評価 総合評価A