産業界との交流
研究インターンシップ
短期日程の就職説明会とは異なり、中長期日程で企業の研究現場を体験します。
研究インターンシップでは企業における研究の在り方、技術経営の必要性と重要性を体得すると共に、社会人としての素養を習得し、専門外へのキャリアパスの可能性について考える機会を得ることができます。
高度人材育成推進センターでは、研究インターンシップ希望者(イノベーション創出型研究者養成3受講希望者も含む)の派遣先企業をアレンジしています。
派遣先企業に関しては、一般社団法人産学協働イノベーション人材育成協議会(C-ENGINE)、ジョブ型研究インターンシップ推進協議会(Coop-J)の会員企業を始め、本人の希望する会員以外の企業への派遣もコーディネートします。
産学協働イノベーション人材育成協議会(C-ENGINE)
博士前期課程、博士後期課程、ポスドク対象の中長期研究インターンシップ
C-ENGINEは、2014年に経済産業省の支援のもと、研究インターンシップを普及・促進、イノベーション人材を育成することを目的として、日本の有力大学とグローバル企業より設立されました。
現在、会員機関は17大学、30社の企業で、IDMシステムを通じて企業と学生の適切なマッチングを実施しています。会員企業のインターンシップテーマはWEBで確認することができます。会員企業での研究インターンシップ希望者(TEC3受講希望者を含む)は、IDMシステムに登録が必要となります。
ジョブ型研究インターンシップ
博士後期課程対象の2ヶ月以上の有給インターンシップ
文部科学省と経団連が共同で設置した委員会をもとに、2021年度より「産業界と大学が連携して大学院教育を行い、国際競争に耐え得る研究力に裏打ちされた実践力を養成すること」を目的としてジョブ型研究インターンシップ推進協議会(Coop-J)を設立しました。
現在、会員機関は51大学、48社の企業で、システムを通じて企業と学生の適切なマッチングを支援しています。システムに登録するとジョブディスクリプション(業務内容、必要とされる知識・能力等)を閲覧できます。有給の研究インターンシップとなるため企業と学生の間で雇用契約が結ばれます。
会員企業との研究インターンシップには、「イノベーション創出型研究者養成3(TEC3)」の受講が必要です。
インタラクティブ・マッチング
大阪公立大学では2008年からインタラクティブ・マッチングを開催しています。
2012年からは兵庫県立大学と共催で実施しており、企業の方への口頭発表とポスターセッションで交流を図ります。
インタラクティブ・マッチングは、博士後期課程学生及び、ポストドクターが自らの研究について産業応用的視点を含めて専門領域が異なる人(企業人)向けに説明し、また同時に研究人材として自分自身のPRを行う場です。
この機会を異分野の人材とのコミュニケーション能力の養成の場として活用する事ができ、さらに企業でのインターンシップや、企業の研究所訪問や共同研究等につながります。
交流イベント
企業交流会・企業見学会
2017年度より一般社団法人産学協働イノベーション人材育成協議会(C-ENGINE)連携し、会員企業との交流会や見学会を開催しています。博士前期・後期課程学生、ポストドクターが対象です。
- 大学院生、ポストドクターと企業との交流会は、会社説明、情報交換・懇談等を通じ企業情報を得て、インターンシップを希望する企業を調査でき、将来のキャリア設計の助けになります。
- 企業見学会は、C-ENGINE会員企業の研究所を訪問します。企業の研究所の研究を見せていただいたり、企業研究員との懇談会を行い、企業での研究実態を知ることができます。興味があれば研究インターンシップに繋げます。