今後の実施計画

小型宇宙機システム研究センターに所属する大学生,大学院生を対象として,下記の6つの施策を実施する.

① モデルベースシステムズエンジニアリングの体系的な学習を支援する教材の開発

システム思考,デザイン思考に基づいたモデリング手法をまとめた教材を作成し,公開する.特に,超小型衛星開発およびビジネス利用に有効なモデリング手法をまとめる.そのために,今年度は、システム思考、デザイン思考に基づいたモデリング手法に関する入門講義を試行する.また、試行結果に基づき,講義内容の更新を行うとともに,教材の修正案を策定する.それとともに,他の講義内容の詳細化も行う.

 

②小規模プロジェクトを通したモデリングスキルのための実践的な演習

実践を通して、システム思考,デザイン思考に基づいたモデリング手法を身に付けるための演習を行う.本年度は,この演習科目の試行を通して,実施内容を検討し,実施計画を策定する

 

③仮説検証を学ぶための小規模プロジェクトによる実践的なワークショップ

仮説検証・モデリングの習得に向けたワークショップの設計を行う.特に,「学ぶべきもの」を定義し,そのために必要な協力企業を募る.

 

④宇宙スタートアップ企業等の見学による宇宙開発の動向調査

インターンシップ支援など企業等にメリットのある仕組みを構築する。

 

⑤超小型衛星プロジェクトによる実践的な学習機会提供

人工衛星の機能とインタフェースに関するモデリングの実践演習を行うため、協力機関との共同開発に向けて,モデリング遠隔共同作業を経験する.また、システム要求に対する仮説検証を行う.

 

⑥起業家との意見交換会や講演会を通したアントレプレナーシップ醸成

アクセラレータによるアントレプレナーシップに関する講演会を開催する.また、宇宙業界のスタートアップ関連情報を集める.