大学院生の募集
当研究室では大学院生を募集しています!
● 実験モデルを用いた発がん研究に興味のある方
● 腫瘍分子病理学研究に興味のある方
● 化学物質の発がんリスク評価に興味のある方
● がん予防研究に興味のある方
経験・バックグラウンド等は問いません。これまでにも理工系出身者、文系出身者が卒業されています。
がん研究に興味のある方は是非御連絡を。
ご希望の方は教室宛メール ( gr-med-path1@omu.ac.jp )
もしくは下記の連絡先までご連絡下さい。
TEL: 06-6645-3736~7 / FAX: 06-6646-3093
募集要項はこちらを参照してください。
元大学院生からのメッセージ
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所属 病理医
奥野 高裕先生
2019年 医学博士課程修了
研究内容
臨床病理、病理診断学、実験病理
メッセージ
市中病院で病理医として勤務した後に縁があって分子病理学教室にお世話になりました。分子病理学教室では実験動物に化学物質を投与し、発がんに関する影響を調べるということを主に行ってきました。被験化学物質の投与群と非投与群を比較するという方法はある意味シンプルで実験、研究における考え方を理解しやすいものでした。
“分子”“病理”と教室名にあるように最新の分子生物学的な手法を用いた解析とともに、被験物質投与によって生じる病変を顕微鏡で観察し形態的な変化を捉える病理組織学的な解析を軸として行うところが分子病理学教室の特徴であると思います。
顕微鏡を用いて実際に目で見て病変を確認するという作業は病理医にとってなじみのあるところですが、治療法や予後に与える影響を中心に分類していく病院での病変の見方と、毒性や発がん性の有無、それらが生じるメカニズムを解析するためにみる病変の見方は幾分異なっているところがあり興味深いところでした。また、分子病理学教室では研究室全体で協力しながら動物実験を行っており、実験に馴染みのない初学者の大学院生に対するフォロー体制が整っています。