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2024年9月17日
専門が異なる人との対話は、思いがけない研究の展開につながることがあります。また、専門が異なる人との対話を楽しむ文化を育むことは、総合知を生み出す土壌になります。
今回は、様々な分野の 18名 の研究者が集まり、自身の研究について語ります。 申込不要・無料・出入り自由 ですので、学生の皆さま、教職員の皆さま、ぜひお気軽にお立ち寄りください!!
チラシダウンロード(1.1MB)
大阪公立大学 中百舌鳥キャンパス 学術交流会館 ※多目的ホールに変更となりました
13:30~14:15 前半発表(発表番号が奇数の研究者)14:15~15:00 後半発表(発表番号が偶数の研究者)15:00~15:30 自由交流
参加者
大阪公立大学 女性研究者支援室大阪公立大学 URAセンター
氏名・所属
①
Jean Lin 准教授
大阪公立大学文学研究科
(研究者情報)
テーマ : 「本場の味とは何か?」ー帰属の美学から考える
②
清原 文代 教授
大阪公立大学国際基幹教育機構
③
牛 冰 准教授
大阪公立大学経済学研究科
④
布施 邦子 特任講師/
ウォレスタッド 千鶴子特任講師
大阪公立大学国際基幹教育機構COIL事業部門
GC・SI副専攻ソーシャル・イノベーションコース(SIコース)では、海外学生との協働学習を通して、社会的・文化的背景が異なる視点から社会課題の本質を掘り下げ、解決策を創造し、多様な立場の人々とともに課題解決に取り組むことができる人材育成を目指している。SIコースが実施するバーチャル・ランゲージテーブル(VLT)、COIL型授業、集中講座SIGLOC、長期留学の4層構造の学びが有機的に循環し、ソーシャル・イノベーターに必要な多様な価値観やグローバルな視点を学生が主体的に習得していく事例を報告する。
⑤
井上 淳 准教授
大阪公立大学理学研究科
※展示のみの参加
堆積物に含まれる「小さな炭粒子」の研究を通して、様々な「火」の歴史を解明してきました。森林火災や野焼きで発生する炭粒子,工業活動から発生する炭粒子,これらの炭粒子の研究から、数十万年間の山火事の増減や,1000年前からの山焼きの歴史,そして過去100年間の工業活動の変遷を明らかにしています。今までの研究で明らかとなった代表的な成果について紹介します。
キーワード : 炭化物 、 火 、 人
⑥
桑原 希世子 准教授
2億5000万年まえの放散虫化石について研究しています。放散虫とはガラスの骨格をもつ単細胞生物で、海棲のプランクトンです。殻が化石になりやすく、時代ごとに様々な形に進化したので示準化石として役に立ちます。一方、放散虫化石の示相化石としての位置付けはよく定まっていません。放散虫のかたちの魅力について発信するとともに、放散虫生層序、放散虫殻サイズの時間変動など、研究の一部を紹介します。
キーワード : 放散虫化石 、 古生物学
⑦
足立 奈津子 教授
テーマ : 生物多様性の宝庫“礁生態系”の変遷から探る地球環境
サンゴ礁生態系は、海の熱帯雨林に例えられる生物多様性の高い場です。しかし、現在観察されるようなサンゴが礁の主役になったのは約3400万年前で、それ以前の礁は海綿や二枚貝、微生物類など、様々な生物によって形成されてきました。研究室では約6億年以降の礁生態系の時代変遷に着目し、その繁栄や衰退の背後にあった生物の進化と海洋環境の変動の解明に挑んでいます。交流会では、礁生態系の危機の時代に何が起こっていたのか、最近の研究成果を紹介します。
キーワード : 礁生態系 、 生物多様性 、 気候変動
⑧
金田 さやか 講師
大阪公立大学工学研究科
(研究者情報)
人工衛星にとって姿勢制御技術は、ミッション達成の上で必要不可欠な技術である。コントロールモーメントジャイロ(CMG)は、国際宇宙ステーションに搭載され軌道変更に使われており、現時点で運用される最新のアクチュエータである。本研究室ではCMGより先進アクチュエータである二重ジンバルCMG装置の実験的検証を行った。その地上応用として不安定なビークルの制御システム構築を目指す。
キーワード : 姿勢制御 、 コントロールモーメントジャイロ
⑨
三枝 栄子 講師
本発表では、発光性ランタノイド錯体の創成について紹介する。周期表3族第6周期に位置するランタノイドは、蛍光体やレーザーとして利用されている発光材料の一つであり、可視から近赤外領域で固有の発光色を示す。私たちは、省エネルギー光源の開発に向けた材料や、細胞膜中で光るバイオイメージング材料への応用を目指して、新しい錯体の合成に取り組んでいる。
キーワード : ランタノイド錯体 、 発光 、 薄膜
⑩
Dedetemo KimilitaPatrick 研究員
テーマ : A low cost xanthan gum-based alkaline hydrogel electrolytes for all-solid-state rechargeable manganese dioxide/zinc batteries
キーワード : Xanthan Gum , Hydrogel electrolyte , Alkaline Battery
⑪
朝田 良子 准教授
細菌芽胞は、厚い外殻を持ち加熱処理や電磁波などの殺菌処理に極めて高い耐性を有します。通常の殺菌処理条件に対し、死滅せずに亜致死状態で生残するものが存在し、条件が整うと発芽して増殖すると考えられています。これを「損傷菌」と呼び、その発生リスクと対策は大きな問題になっています。本発表では加熱・電磁波処理における殺菌ストレスに着目し、損傷菌の検出・計数法および制御理論構築への取組みをご紹介します。
キーワード : 食品科学 、 細菌芽胞 、 損傷菌
⑫
笠松 真吾 准教授
ゴールデンハムスター(Mesocricetus auratus)は、代謝と熱産生を抑え、低体温状態(冬眠)に入ることで、寒冷で食料の少ない環境に適応します。しかし、冬眠を支える生体メカニズムはまだ多くが解明されていません。近年、体内で生成される『超硫黄分子』が強力な抗酸化作用やレドックスシグナルの制御に関与することが明らかにされましたが、その代謝と冬眠との関係は不明です。私は現在、冬眠性哺乳類における超硫黄分子の代謝と冬眠制御の関連を研究しています。
⑬
堀江 真行 教授
大阪公立大学獣医学研究科
私はこれまでにウイルスを中心とした幅広い生物学研究を展開してきた。本発表ではその中でも特に、多様な動物・環境からのウイルス探索と、私たちがウイルスから獲得した遺伝子配列を用いた古代ウイルスおよびウイルスと生物の共進化に関する研究について紹介する。
キーワード : ウイルス 、 多様性 、 進化
⑭
松浦 知香 助教
大阪公立大学医学研究科
テーマ : 新型コロナワクチン4回目接種までの免疫原性に関する研究
私は、2021年4月より公衆衛生学の助教を務めており、2021年から2024年にかけて、新型コロナワクチンの免疫原性、有効性、安全性(副反応など)に関する研究に従事してきました。今回は、その研究のうち、ワクチンの免疫原性に関する成果を報告いたします。現在では、多くの人が新型コロナに対する免疫を獲得していますが、パンデミック当時においてはワクチンの貢献は非常に大きなものでした。変異株の影響もあるため、抗体価がそのままワクチンの有効性を示すわけではありませんが、ワクチンによって獲得された免疫とある程度相関していることがわかっています。
⑮
桝田 聖子 准教授
大阪公立大学情報学研究科
高齢先進国のわが国では、健康寿命を延伸する取り組みが世界で注目されている。健康寿命を延伸するためには、情報通信技術(InformationCommunication Technology,ICT)を用いた健康管理に期待が寄せられている。特に,高齢者ではICTを活用した健康管理のニーズが高いと考えられるが、ICTを活用する力(ICTリテラシー)の育成が課題となっている。交流会では、高齢者のICTリテラシーを向上し、健康管理を可能とするために、ディスカッションしたいと考えている。
キーワード : 高齢者 、 情報通信技術(ICT) 、 ICTリテラシー
小笠原 佑衣 特任助教
テーマ : 運動負荷が翌日の起床時コルチゾール反応に影響を及ぼすメカニズムを探る
起床時コルチゾール反応(CAR)は運動に対する身体の適応過程を反映する指標である可能性が示唆されている。私のこれまでの研究では、CARに影響を及ぼす運動の条件や運動に対する適応過程におけるCARの変化について検討してきた。これらの研究から、運動に対するCARの変化を捉えうる実験プロトコルが確立されつつある。しかしながら「なぜ運動がCARに影響を及ぼすか」というメカニズムの部分は明らかではない。これからの研究では、運動がCARに及ぼす影響について、そのメカニズムを明らかにしていく。
キーワード : 運動 、 バイオマーカー 、 アロスタシス
⑰
西山 菜々子 助教
大阪公立大学リハビリテーション学研究科
私の研究テーマは「緩和ケアにおけるリハビリテーション・作業療法」です。市中病院で作業療法士として勤務していた頃、緩和ケアチームや緩和ケア病棟でリハビリを担当していました。この領域のリハビリは、ニーズはあり、各地で実践されていますが、科学的根拠が示されておらず、特に緩和ケア病棟では包括診療となるために提供量が限られている施設が少なくありません。 緩和ケアにおけるリハビリの有効性を示し、リハビリを必要とする患者に行き届くようにしたいと考え、研究に取り組んでいます。
キーワード : 緩和ケア 、 がん終末期 、 リハビリテーション・作業療法
⑱
高井 飛鳥 助教
人がいつまでも自分で体を動かせるよう手助けするロボットやシステムの開発を目指しています。そのために、人の運動能力や感覚を測定する技術や、足りない力を補ったり、体への負担を軽くするロボットを研究しています。また、脳の働きを計測する技術や仮想現実(VR)を活用した支援システムにも取り組んでいます。交流会では、運動に関わる様々なニーズや課題について話し合い、他の分野ではどのように課題を解決し、人々に届けているのかなど、ノウハウを学びたいと考えています。
キーワード : 運動 、 ロボット 、 支援技術
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