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2023年5月18日
- 論文
Sex-dependent growth regulation in monogamous pairs of a cichlid fishと題した論文がBehaviour誌に掲載
Sex-dependent growth regulation in monogamous pairs of a cichlid fishと題した論文がBehaviour誌に掲載されました。タンガニイカ湖に生息するカワスズメ科魚類Julidochromis ornatusとJ. transcriptusは、ペア繁殖する場合に雌が大きいペアと雄が大きいペアが出現する珍しい種類です(Awata & Kohda, 2004; Awata et al., 2010)。体の大きさはペアの力関係に大きく影響するので、性別に関係なく大きい方が優位個体となり、子育ては主に小さい個体が行います。こういった力関係が個体の成長率にどのような影響を与えるのかを示した論文です。第一著者の松本一範先生は動物社会学研究室のOB、最終著者は幸田正典です。是非、ご一読ください。
J. transcriptusのペア。中央緑色の粒は卵。