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Sperm allocation in relation to male-male aggression and courtship in an externally fertilizing fish, the medakaと題した論文がAnimal Behaviour誌に掲載されました。ミナミメダカのオスはペア産卵の他に、産卵中のオスに割り込んで放精する代替繁殖戦術を行います。これまでの研究では、ライバルオスの存在を視覚的に認識してオスは放精量を調節すると考えられてきましたが、そんな単純ではなく、ライバルオスが割り込みに成功した時のみ巧妙に放精量を増やすことが初めて明らかになりました。また、配偶前の雄間闘争やメスへの求愛時間に応じて、その後の配偶行動（ペア放精、割り込み放精）が変化することも明らかにしました。メダカは日本人にはとても馴染みの深い魚ですが、繁殖生態はまだまだ分かっていないことだらけです。是非ご一読ください。

著者：近藤湧生・幸田正典・古屋康則・安房田智司

ScienceDirect