中国学志の目次

睽号 (第38号/2023)

劉 弦歌
 蓬左文庫蔵『新刻刪補楚辭旁註直音』について
温 岩
 早期中日电影艺术的越境与跨媒介传播 —以电影《不如归》(1926)为例—
管 新寧
 満洲映画におけるジレンマ ―『迎春花』の受容と宣伝を中心に―
大野 陽介
 文革後の民営劇団の経営戦略 ―国営劇団との比較を中心に―
車 明釗
 日本剣戟映画の中国武侠映画への影響 ―映画『七人の侍』リメイク作品を中心に―
音韻研究会
 パルメイロ書簡の漢語音に関する幾つかの問題
張 新民
 中国での菊池寛『結婚二重奏』の受容について ―小説の映画化を中心に―

家人号 (第37号/2022)

田渕 欣也
 散齣集における楊家将物語について
高橋 未来
 杜甫「為華州郭使君進滅残寇形勢図状」訳注
桜木 陽子
 2021年度のコロナ禍における中国語遠隔授業の成果と課題 ―受講生へのアンケートの分析を中心に―
張 新民
 中国での菊池寛『結婚二重奏』の受容について ―小説の翻訳を中心に―
南 真理
 中国のテレビドラマはコロナ禍をどう描いたか  ―『在一起』、『最美逆行者』を中心に―
大岩本 幸次
 『俗にマンダリンと呼ばれる漢語の技法』訳注稿 ―序文から第二章まで―

明夷号 (第36号/2021)

高橋 未来
 杜牧撰『注孫子』と杜佑撰『通典』兵典について —故事の引用を中心に—
陳 琪栄
 影视化改编对于作家“自我重写”的影响 —以《金陵十三钗》的跨媒介叙事为例—
李 茗鋭
 小松左京《殉情》(『向かい同士』)对王家衛《花様年華》的影响
車 明釗
 徐皓峰映画の宗教観について
大岩本 幸次
 『漢西字典』の構成について

晉号 (第35号/2020)

褚 玉玲
 "不愧"的语义、句法特点及与"到底"的区别
趙 晟
 1958-1965年山东农村电影放映问题浅析 : 以人民公社电影队为例
李 茗鋭
 从谭家明到王家卫 : 80年代香港电影在新浪潮中的探索与传承
徐 叔琳
 琦君研究の現在
大岩本 幸次,Clare GRADY
 Dictionario Hispanico-Sinicum第二字音に関するノート

大壯号 (第34号/2019)

三浦 國雄
 日本漢学の“読原著”伝統-一老書生の回憶-
徐 叔琳
 琦君恋愛小説の重複描写について-類似した物語における少女の役割-
陳 琪栄
 『東宮西宮』から『似水柔情』へ-映画芸術と文学芸術の二重奏-
Clare GRADY
 Dictionario Hispanico-Sinicumにみえる入声字の分析

遯号 (第33号/2018)

馮 艶
 白居易茶詩にある文人茶のスタイルと中国の飲茶文化-邸宅での「一碗茶」から見えるもの-
大岩本 幸次
 『漢西字典』初探
趙 晟
 《山東民国日報》中的済南電影(1929-1937)
豊田 周子
 陳蕙貞『漂浪の子羊』に描かれた女性たち-光復後初期台湾女性文芸の発見-
褚 玉玲
 評注副詞"到底"の誤文分析と指導方法試案-日本人学習者を例として-

恆号 (第32号/2017)

森 宏子
 “白”の意味論
長谷川 慎
 馬上の琵琶考
謝 川子
 中国大陸クィア映画の原型-映画『木蘭従軍』(1939)の再解釈について-
邱 昱翔
 太平洋戦争期の布袋戯
大岩本 幸次
 『官話撮要』訳注稿-第一章(第1課から第11課)-

咸号 (第31号/2016)

馮 艶
 【研究ノート】白居易の茶詩に登場する茶と酒
大岩本 幸次
 【研究ノート】劉煕『釈名』ノート
田 婧
 建安七子の作品にみえる押韻-附:七子韻譜-
史 彤春
 副詞“都”の語義、語用的分析
大岩本 幸次
 『官話撮要』訳注稿-序文およびイントロダクション-

離号 (第30号/2015)

田渕 欣也
 楊家将物語における龍退治について
白井 順
 日本と巴蜀文献
荒川 清秀
 街の中国語から見えてくるもの
王 静
 新中国における茶葉生産と国家建設
張 新民
 華北映畫(The Hua Pei Movie)目録(下)
大野 陽介
 建国後の農村劇団にみる演出制と名角制の葛藤-文革時期までを中心に-

坎号 (第29号/2014)

三浦 國雄
 ある明人の養生観-『遵生八牋』を読む-
田 婧
 曹丕、曹植の詩文における押韻状況について-附:二曹韻譜-
張 新民
 華北映畫(The Hua Pei Movie)目録(上)
音韻研究会
 殷鐸澤関連資料にみえる字音の特徴

大過号 (第28号/2013)

齋藤 茂
 王十朋と韓愈-「和韓詩」を中心に-
大東 和重
 古都で芸術の風車を廻す-日本統治下の台南における楊熾昌と李張瑞の文学活動-
王 標
 清末知識人による日本漢文の評価-黄遵憲を中心として-
大岩本 幸次
 『増続大広益会玉篇大全』にみえる中国字書について
豊田 周子
 光復後初期台湾文学と創られた台湾人「新女性」-呉濁流「ポツダム科長」における玉蘭の位置-
大野 陽介
 建国後の農村劇団による上演活動について-文革時期を中心に-
音韻研究会
 『皇極経世解起数訣』「声音韻譜」研究-『韻鏡』『七音略』との対校-

頤号 (第27号/2012)

王 水照
 宋代文学研究の最前線における問題点
中原 健二
 寿詞をめぐって-誕生日と除夜-
秋岡 英行
 朱元育の内丹思想-『悟真篇闡幽』を中心に-
張 新民
 新民映画協会の設立とその活動状況について
史 彤春
 副詞"就"の意味・語用的機能の分析
城山 拓也
 中国モダニズム文学の変容-『小説』『文芸画報』『六芸』をめぐって-
井出 克子・清原 文代
 中国語動作動詞の研究 拖

大畜号 (第26号/2011)

松浦 恆雄
 四大名旦と特刊
福田 知可志
 冥府の判官像に関する一考察-『夷堅甲志』巻一「孫九鼎」と『冥祥記』「王胡」との比較を中心に-
王 傑
 耿李論争以降の李卓吾-儒教の宗教化をめぐって-
田渕 欣也
 楊家将における"私下三関"のモチーフについて
桜木 陽子
 『天宝遺時諸宮調』輯録状況表
福田 知可志・安田 真穂・山口 博子・田渕 欣也
 『夷堅志』版本・研究目録(2011年10月)
森 宏子・宮畑 一範
 中国語動作動詞の研究 推

无妄号 (第25号/2010)

本田濟 著作論文一覧
西川 靖二
 本田濟先生追悼
梅 家玲(豊田周子訳)
 少年中国から少年台湾へ-二十世紀中国語小説における青春想像と国家言説-
廣島 直子
 新中国に生きる知識人-宗璞の初期作品を中心に-
礼記注疏研究班
 礼記注疏檀弓篇訳注(二十三)
張 新民
 上海の映画伝来とその興行状況について
馮 艶
 宋代の茶詩-蘇軾を中心に-
梁 淑珉
 中国語時間表現の数量構造
南 真理
 エンターテイメントと政治性の結合-スパイドラマ『潜伏』-
浅田雅美・岩本真理
 中国語動作動詞の研究「扯」

復号 (第24号/2009)

田渕 欣也
 雑劇『謝金吾詐拆清風府』について
王 傑
 耿李論争から見た李卓吾思想の真相
山口 博子
 樂鈞と『耳食録』-その交遊を中心に-
礼記注疏研究班
 礼記注疏檀弓篇訳注(二十二)
植田 均
 『醒世姻縁傳』方言語彙研究-語彙整理の一方法-
清原文代・井出克子
 中国語動作動詞の研究「拉」

剥号 (第23号/2008)

福島 正
 『西漢年紀』と『資治通鑑』
王 宜瑗
 梁・陳における征戦詩の新たな変化-横吹曲を中心に-
齋藤 茂
 〔書評〕 于北山・于蘊生『楊万里年譜』、蕭東海『楊万里年譜』
川尻 文彦
 清末の「自由」
方 紅
 「僥倖」類副詞の歴史的発展
礼記注疏研究班
 礼記注疏檀弓篇訳注(二十一)
森 宏子・宮畑一範
 中国語動作動詞の研究「拿」

賁号 (第22号/2007)

山口 久和
 中国前近代知識人の都市をめぐる言説-日中比較の観点から-
豊田 周子
 頼和の作品に描かれた「迷信」-小説「鬥鬧熱」「蛇先生」を中心に-
城山 拓也
 穆時英の現実認識-「南北極」と「ナイトクラブの五人」を中心に-
岩本 真理
 蘇州評弾についての報告
梁 淑珉
 「時量」を表す“时候”について
山口 博子
 〔書評〕 合山究『明清時代の女性と文学』
礼記注疏研究班
 礼記注疏檀弓篇訳注(二十)
浅田雅美・岩本真理
 中国語動作動詞の研究「碰・撞」

噬嗑号 (第21号/2006)

丸尾 常喜
 「阿Q正伝」再考-「類型」について-
南 真理
 家庭倫理ドラマにおける劉慧芳式女性像
齋藤 龍一
 中国南北朝時代後期~隋時代の山西省天龍山石窟における如来像の一考察
岩本 真理
 中国語授業形態についての調査報告-1年生前期の授業-
史 彤春
 “怪…的”と“挺…[的]”について
齋藤 茂
 〔書評〕 陳尚君輯『全唐文補編』『舊五代史新修會證』
礼記注疏研究班
 礼記注疏檀弓篇訳注(十九)
中国語動作動詞研究会
 中国語動作動詞の研究「摸・抚・抚摸」

観号 (第20号/2005)

王 水照/北野 元美 訳
 文話-文学批評に関わる学術的資源-
齋藤 茂
 韓孟聯句の新しさ-「征蜀聯句」を中心に-
山口 博子
 『螢窗異草』論-遊仙譚を中心として-
竹内 誠
 『社會小説 小額』の作者をめぐって
松浦 恆雄
 文明戯と夢
劉 雪飛
 芥川龍之介の上海体験
森 宏子
 “不知道”の文法化現象について
大岩本 幸次
 『群籍玉篇』にみる金代通行の字書・韻書
礼記注疏研究班
 礼記注疏檀弓篇訳注(十八)
中国語動作動詞研究会
 中国語動作動詞の研究「拧・扭・捻」

臨号 (第19号/2004)

中原 健二
 李義山「楽遊原」と宋人-「只是」をめぐって-
原瀬 隆司
 蘇州語における動賓構造の“个”の指示性について
山本 範子
 荒ぶる仙女 張四姐-河西宝巻『張四姐大閙東京』を中心に-
高 慧敏/井出 克子 訳
 日本語の助動詞「た」と中国語の助詞“了”の対比分析
史 彤春
 語気副詞“倒”の語用論的分析
礼記注疏研究班
 礼記注疏檀弓篇訳注(十七)
中国語動作動詞研究会
 中国語動作動詞の研究「擦・抹」

蠱号 (第18号/2003)

陳 尚君/韓 艶玲 訳
 『二十四詩品』の真偽をめぐる論争と唐代の文献考証の方法
郭 斉勇/白井 順 訳
 二十世紀新儒家再考
范 伯群/井戸 有紀 訳
 鴛鴦胡蝶派の再評価について-徐枕亜、包天笑、周痩鵑の文学活動を中心に-
池平 紀子
 懺悔の行法における業報と徴
北野 元美
 柳宗元植物詩論-移植をめぐって-
王 標
 随園を訪ねてきた人々
森 宏子
 「完遂」系補語の対照比較-“~光”“~凈”“~尽”“~透”“~了”の意味論的考察-
井出 克子
 AB型次元形容詞の構成について-感覚推移の角度から-
礼記注疏研究班
 礼記注疏檀弓篇訳注(十六)
中国語動作動詞研究会(旧称「プロジェクトD」)
 中国語動作動詞の研究「搓」

隨号 (第17号/2002)

周 裕鍇/山本 範子 訳
 「尚意」から「尚味」へ-宋代詩歌解釈学の重心の変遷に関する試論-
橘 英範
 白居易の詩と湘霊
韓 艷玲
 類書と詩-『初学記』「事対」を中心に-
福田 知可志
 女侠の物語-『夷堅志』「侠婦人」について-
礼記注疏研究班
 礼記注疏檀弓篇訳注(十五)
礼記注疏研究班
 礼記注疏檀弓篇訳注(十六)
プロジェクトD
 中国語動作動詞の研究「揉」

中国学研究室だより
『中國學志』が第十二回蘆北賞を受賞
授賞式

財団法人橋本循記念会が中国文学に関する学術研究に対して授与している蘆北賞の学術誌部門で、今年度の受賞対象に我が『中國學志』が選ばれ、十一月二十一日にその授与式が行われました。蘆北賞は立命館大学名誉教授であった橋本循博士の雅号「蘆北」に因む賞で、中国文学研究に於いて優れた成果を挙げた論文、学術誌、著書を表彰するものです。

今年度は岩城秀夫山口大学名誉教授、興膳宏京都国立博物館館長、清水凱夫立命館大学教授、芳村弘道立命館大学教授の四名の選考委員の先生方が審査に当たられたとのことですが、その審査結果は以下のような内容でした。

「本誌は大阪市立大学中国学コースに所属する学生・院生・卒業生・教官等をもって組織された大阪市立大学中国学会が発行する学会誌である。号数は『易経』の六十四卦名の次第に従い、乾号に始まる。本誌「投稿規定」に「中国文学・思想・語学に関する論文・書評・資料紹介等」を掲載すると示しているように、紙面の内容は誠に多彩である。掲載された論考などの時代領域も古代から近代まで幅広い。毎号、水準の高い論文が掲載されているが、このほか例えば訟号(6号)には「ドイツにおける中国学」、師号(7号)には「韓国における中国文学研究」といった海外の研究動向の紹介、近代語に関する研究文献目録、高適や王安石の論文著書目録などを収載し、中国学研究の上に有益な参考資料を提供している。また大学院の研究班による「礼記注疏檀弓篇訳注」が屯号(3号)以来、連載され、精確な研究成果も発表されている。」

『中國學志』にこのような高い評価を戴いたことは大きな喜びであります。そして、受賞に恥じないように、今後も一層紙面を充実させて、学会に少しでも寄与できるよう努力しなければならないと思います。賞金として五十万円を戴きました。これも今後の運営のための資金としたいと思っています。(会長 齋藤茂)

※職名等は当時のもの

豫号 (第16号/2001)

張 伯偉/福田 知可志 訳
 『酒徳頌』から見た魏晋人の新酒徳観
山本 範子
 日中活冥官説話に関する一考察-小野篁伝説を中心に-
緒方 賢一
 葉夢得の「善行」-家訓を導きとして-
王 標
 十八世紀中国知識人の華夷観-『四庫提要』を中心に-
范 紫江
 『海上花列伝』の構成からみた執筆意図
井出 克子
 五感における程度表現-形容詞の一側面-
礼記注疏研究班
 礼記注疏檀弓篇訳注(十四)

謙号 (第15号/2000)

金谷 治
 私の研究生活
羅 宗強/安田 真穂 訳
 袁宏道の『廣莊』と郭象の『莊子注』との関係について
王 文亮
 儒教聖人論の異端児-荻生徂徠
加藤 千恵
 道教神統譜と太極図
福田 知可志
 『夷堅志』自序をめぐる問題点
范 紫江
 中国現代文学研究の新たな動向-『中国近現代通俗文学史』国際学術討論会から-
香山 聡子
 朝鮮語CALLの研究
緒方 賢一
 カナダ・アメリカ「長征」参加記
礼記注疏研究班
 礼記注疏檀弓篇訳注(十三)

大有号 (第14号/1999)

葉 豊
 真人は夢みず-道教の夢理論に関する一考察-
久田 麻実子
 墓誌銘の成立過程について-北魏墓誌名の意義-
白井 順
 復卦の思想-李翺の「性」論と易-
秋岡 英行
 翁葆光の内丹思想
張 新民
 「軟」「硬」映画論争の再認識-中国映画リアリズム理論の発展を通して-
森 宏子
 “這項工作由我負責”-介詞“由”の意味機能再考-
川口 喜治
 高適研究論著目録
垣内 智之
 中国宗教研究と電子文献
礼記注疏研究班
 礼記注疏檀弓篇訳注(十二)

同人号 (第13号/1998)

葛 兆光/池平 紀子 訳
 道教における性の儀礼-道教過度儀の思想史的研究-
藤井 京美
 蘇洵論
畑 忍
 元代浄明道の革明の士 劉玉の倫理思想
藤野 真子
 欧陽予倩『潘金連』論-最後の自作自演京劇-
鈴木 康予
 張天翼 -『鬼土日記』を中心に-
山崎 雅人
 『一百条』と『清文指要』に関する編集の問題
礼記注疏研究班
 礼記注疏檀弓篇訳注(十一)

否号 (第12号/1997/大内田三郎教授退任記念号)

秋岡 英行
 陸西星研究序説
加藤 千恵
 道教における「胎」の概念
花登 正宏
 反切の実際的研究序説
内田 慶市
 関於“西学東漸”与近代日中欧語言接触研究的方法
森 宏子
 目的表現の多様性-情報構造の視点から-
井澤 耕一 編
 近五年王安石研究文献目録
礼記注疏研究班
 礼記注疏檀弓篇訳注(十)

泰号 (第11号/1996)

鈴木 正夫
 『スマトラの郁達夫』をめぐって
緒方 賢一
 朱子の国家再生の試み
安田 真穂
 文言小説における再生譚に関する一考察-『太平廣記』を中心に-
山本 範子
 『封神演義』に見る近代文学への萌芽-申公豹を中心に-
王 占華
 従日漢機器翻訳軟件看話語的理解与再現
礼記注疏研究班
 礼記注疏檀弓篇訳注(九)

履号 (第10号/1995/片山智行教授退官記念号)

孫 玉石
 王瑶的中国文学史研究方法論断想-以《中古文学史論》為中心-
三輪 雅人
 孫文の革命思想と中華革命党の問題点について
張 新民
 張芸謀映画の風格の形成について
王 宜瑗
 魏晋遊仙詩与詩人的精神世界
大森 良
 (研究ノート)胡適の『不朽』と実験主義
三浦 國雄
 片山さんを送る
小川 康子
 片山先生の思い出
山口 久和
 田上先生の思い出
宮崎 順子
 再見!田上先生
原田 依文
 香港における二言三語使用の現状及び展望
安部 悟
 (研究ノート)アメリカにおける現代中国文学研究の動向
礼記注疏研究班
 礼記注疏檀弓篇訳注(八)

小畜号 (第9号/1994)

宮田 一郎
 回想の上海
大森 良
 「問題と主義」論争における胡適の立脚点
緒方 賢一
 (書評)王文亮著『中国聖人論』
岩本 真理
 「比況短語」について
渡辺 浩司
 「全相平話」のことば-『新刊全相平話武王伐紂書』篇-
川口 喜治
 孟浩然詩注作品対照表
礼記注疏研究班
 礼記注疏檀弓篇訳注(七)

比号 (第8号/1993)

朴 美子
 李仁老の「和歸去來辭」について
緒方 賢一
 朱子の「情」について
井澤 耕一 編
 近十年王安石研究文献目録
礼記注疏研究班
 礼記注疏檀弓篇訳注(六)

師号 (第7号/1992)

本田 濟
 治学五十年
久田 麻実子
 韓愈の雙關法について
朴 美子
 韓国における中国文学研究-唐詩を中心に-
宮崎 順子
 張載故里探訪記
玄 幸子
 口語語彙資料七種総合拼音(pinyin)索引
大内田 三郎
 『水滸傳』の言語-「便」について-
礼記注疏研究班
 礼記注疏檀弓篇訳注(五)

訟号 (第6号/1991)

山口 久和
 規範的解釈は妥当でないか-王力の訓詁学理論によせて-
ユタ・ラル=ニュウ/木野 光司 訳
 ドイツにおける中国学-ハンブルクを中心に-
渡辺 浩司 編
 近代漢語研究のために
木下 洋
 《劉知遠諸宮調》的語法特徴-《劉知遠》裏的「恁」形式和副詞-
礼記注疏研究班
 礼記注疏檀弓篇訳注(四)

需号 (第5号/1990)

齋藤 茂
 唐詩における芍薬の形象
野崎 充彦
 夢説話類型考-『太平広記』を中心に-
宮崎 順子
 張載の「虚心」について
藤田 昌志
 魯迅と厨川白村
浦山 あゆみ
 『音韻須知』の反切改良について
礼記注疏研究班
 礼記注疏檀弓篇訳注(三)

蒙号 (第4号/1989)

川口 喜治
 高適の離別詩について
清原 文代
 李賀『李憑箜篌引』について
久田 麻実子
 韓愈の人間観-墓誌銘に描かれた人間を通して-
畑 いつみ
 中国語の象声詞の音声的形態による分類
礼記注疏研究班
 礼記注疏檀弓篇訳注(二)

屯号 (第3号/1988)

西川 靖二
 「公」の思想-『呂氏春秋』における統一原理について-
川口 喜治
 高適研究の現状と展望
黄 瑋
 中国道教協会の人材育成について-北京白雲観見学記-
原瀬 隆司
 《海上花列伝》の“是”について
礼記注疏研究班
 礼記注疏檀弓篇訳注(一)

坤号 (第2号/1987)

安部 悟
 『凧』について
小川 康子
 蕭紅『呼蘭河伝』論
三浦 國雄
 上海だより
斎藤 茂
 (書評)『全唐詩重篇索引』
松浦 恒雄
 (書評)『余上沅戯劇論文集』
岩本 真理
 「V是-」構造について

乾号 (第1号/1986)

三浦 國雄
 形而上の庭
安部 悟
 『野草』の『雪』について
松浦 恆雄
 北方昆曲の一断面
地蔵堂 貞二
 《紅楼夢》のことば-《乾隆抄本百廿回紅楼夢稿》前80回を中心に-
原瀬 隆司
 《海上花列伝》の“个”について