研究案内
海外貢献
第6回カンボジア腎臓内科学会と現地大学での講義の報告 前期研究医 関戸 美真
2023年12月14日から12月17日にかけてカンボジア王国はプノンペンに、当科の長沼俊秀先生と当院臨床工学技士の中西 理沙さんと共に、第6回カンボジア腎臓内科学会と現地大学(International University)での指導と行ってきましたので、若輩ながらもご報告させていただきます。
1日目
往路はベトナム航空に乗機してホーチミン経由でプノンペンに向かいました。久しぶりの国際路線でもありワクワクしました。ホーチミンでは待ち時間に早速フォーとベトナムコーヒーをいただきました。本格的なスタイルで、香草をたくさん入れて美味しかったです。パクチーは苦手なのですが、これはよいアクセントでした。ベトナムコーヒーも甘くて最高です。
フォーとベトナムコーヒー
現地着は夕方でしたので、翌日に備えて腹ごしらえをすることとしました。GrabでTuk-tukを呼んで近くのイオンモールで東南アジア風にアレンジされた中華料理をいただきました。Grabはとっても便利ですね。あと、アンコールビールが飲みやすくて美味しくておすすめです。それにイオンが巨大モールを作っていることにも驚きました。
中心部周辺はどんどん開発が進んでいて、タワーマンションやオフィスの建設ラッシュという印象を受けました。中国からの援助が急増しており、街全体として中華街や中国語表記がかなり見受けられ、中国の台頭を肌で感じました。
2日目
JAC-DSC (Japan Assistance Council of establishing Dialysis Specialists system in Cambodia )の活動に参加
プノンペン中心部のInternational Universityにて腎不全、透析(血液・腹膜)に関する講義を恐れ多くも第一線の先生方・現地ドクターに混じって、One section担当させていただきました。内容は腹膜透析の合併症に対する外科的治療法についてです。主な聴講生は学生から若手医師とさまざまで、講義後の試験で優秀な成績を収めた方には来年の日本透析医学会のInviteやサテライト透析クリニックでの研修の特典があることもあって、熱心に講義を受講されていました。さまざまな腎不全関連の高名な先生の講義を英語で受講することができて良い経験でした。
JAC-DSC
JAC-DSC
2015年からこのような活動を行なっており、第一回の成績優秀者の先生が小児科で開業されたということで見学に行ってまいりました。設備は開業医と考えるとなかなかのものでした。(レントゲン、喉頭ファイバー、オペ室あり、酸素配管も全館配備)壁紙は海外らしい感じです。
夜はSuki Soupを現地ドクターと一緒にいただきました。しゃぶしゃぶ?みたいな感じ。出汁が結構美味しかったです。色々な料理に共通して出汁に独特の味があります。料理に本当に疎いのでわかりませんが、何か気になるのでわかる人連絡お待ちしています。
ドリアン食べました。濃厚な生クリーム?みたいな味です。外気と触れるとメタンガスが発生するらしいので、切り立ては臭いもなくてGOODでした!しばらくしたらダメな香りが漂っていましたが…
3日目
第6回カンボジア腎臓内科学会に参加しました。
現地の腎不全に対する治療や経験症例についての報告を聴講しました。 そしてカンボジアの地上波にデビューしました。1分過ぎたぐらいに出ていると思います。クメール語まったくわかりませんが…。
Youtube
企業展示のコーナーで日本では処方箋が必要な薬剤をサンプルとして渡されることに驚きました。(シロドシンとか貰いました。全然いらないです。)
帰る間際に会場近くの王宮を見学に行きました。まさかのアイドルタイムで中の見学はできませんでした。
他にもいろいろ見学・勉強させていただいたり、食事を楽しんだりしました。
総じて海外学会の楽しさに触れることができたのではないかと考えております。
誘っていただいた長沼先生、そして現地でお世話になった兵藤 透先生をはじめ沢山の先生方・技士の中西さん等関係者の方に感謝を申し上げたいと思います。
The World Congress of Nephrology2023参加記(於:バンコク)長沼俊秀
2023年3月30日から4月2日にかけて、タイのバンコクで開催されましたWCN(国際腎臓学会)に参加してきましたので報告させて頂きます。WCNは、ASNのKidney Week(アメリカ腎臓学会)や、ERA(ヨーロッパ腎臓学会)に並ぶ腎臓領域では世界3大学会の一つです。
関空第2ターミナルにて
スワンナプーム到着
予約車で移動
3月29日(水)の夕方に出発しました。今回はタイムスケジュールの加減でピーチを使用しました。。夜中にスワンナプームに到着し、予約した車で日航ホテルまで移動しました。
アジアの朝は麺から主義
日航ホテルの充実した朝食
3月30日(木)。結局3時間くらいしか寝れませんでしたが、7時起きでアジアの朝は麺から、と言う事で麺からスタート。日航ホテルの朝食はなかなか良かったです。
その後、朝8時30分からのワークショップに参加のため会場に向かいました。今回は、電車を使用してみようと思い、スカイトレインと地下鉄のICカードを買いました。
スカイトレインのラビットカード
地下鉄のカード
かなり心細かったんですが、なんとか会場に到着、かなり綺麗で大きな会場でした、日本の学会場負けてます。。。
きれいな電飾でした
とにかく広い会場
外国って感じの風景
そしてワークショップ参加、これはSharE-RR Workshopというもので、いわゆる日本の学会のWSとは違い、小グループで討論し、グループワークを行うという本チャンのワークショップでした、一応、JSDTの統計調査委員会の代表で参加しました。僕のグループはフィジー、モンゴル、インドネシア、ニュージーランドとナイジェリアでした。
SharE-RR
少し怖そうな感じで
左の美人の先生が司会でした
英語に自信がなくてかなり心細かったんですが、モンゴルチームは知り合いだったんでなんとかクリア。
モンゴルチームと
テーマはナショナルレジストリーをどうするか、だったんですが、海外はEDC化が進んでいて、少し焦りを感じました。ちなみにランチは、無料で配布されましたが、これはちょっと海外の学会あるあるの大味でした。
これ実は水です
グレープジュースとスイーツ激甘でした
夜はシーフードレストランで舌鼓を!
ソンブーンシーフードにて
ブーパッポンカリー
カニの何か
3月31日(金)。この日は、恒例の日本腎臓学会のブースを訪問、記念写真を!今年から東京大学の南学先生が国際腎臓学会の理事長になられたので、これも記念写真を!
西山先生と
JSNブース前で南学理事長と
4月1日(土)。この日は、午前中にカフ型カテーテル挿入のハンズオンセミナーの講師を行いました、結構皆様やる気がある先生方ばかりで手ごたえありました。
ちなみに、昼ごはんのお菓子が変わって美味かったです。
これからハンズオン
ラオスチームと
エコー下穿刺の説明
昼から自分のポスター発表がありました、デジタル+フィジカルです、結構質問が粘っこかったです(苦笑)。
結構ひつこく聞かれました、笑
変わった形の椅子
e-ポスター
モンゴルチームの発表が近くだったので記念写真撮りました。
モンゴルチームと
その後、締めに久留米ラーメンを食べて帰国しました。ちなみに空き時間に虎触りました、笑。
青龍ラーメントンロー店
久留米ラーメンを
虎触りました
来年はブエノスアイレスです。つづく
第5回カンボジア腎臓学会参加記 長沼俊秀
今回は、カンボジア腎臓学会と日本透析医学会の交流で、2022年12月17日にカンボジアのプノンペンで開催された第5回カンボジア腎臓学会にて招聘講演をしに行って来ました。カンボジアはこれで9回目の渡航になりました。新型コロナ禍で関西からの直通便が激減しており16日の朝7時半の便でまず、伊丹➡羽田に移動、そこからバンコクへ飛びました(写真1)。
Youtube
上記リンク先のニュース番組の3分16秒ぐらいから長沼先生が出演されております。
久々のスワンナプームにて
その後、初めて乗るスマイル航空でプノンペンに向かいました、プノンペンまで50分ぐらいなんですがそこは国際線、スマイル航空はLCCだそうでしたがちゃんと機内食出ました
スマイル航空1
スマイル航空2
スマイル航空3
市内についたのは20時ぐらい、日本時間だと22時です
晩飯はすきスープの店?に行きました
プノンペン着
すきスープ1
すきスープ2
羊とシーフードでしたがこれは結構イケました。翌朝、まずオープニングセレモニー
オープニングセレモニー1
オープニングセレモニー2
マフラーはカンボジアの正装らしいです。冷房が強烈にきついので暑くはないです。東南アジアは、冷房を利かしてキンキンに冷やすのがおもてなしだそうです。実は、カンボジア腎臓学会は2019年に第4回が開催されてから、新型コロナ禍で3年間開催されてなかったとの由で、今回久々の開催だったそうです。前回は、当科の内田教授も講演されております
CAN2019教授講演1
CAN2019教授講演2
学会場は飾りが派手で、日本の学会とは少し趣が違います
学会場1
学会場2
学会場3
今回は不肖私もバスキュラーアクセスの講演をさせて頂きました
講演中写真1
講演中写真2
抽選会
学会の最後に抽選会がありました(笑)
これは日本では絶対見かけないシーンです、一等はでっかいテレビでした。会が閉会すると記念写真タイムになりました
学会後記念写真
みんな写真撮るのが好きみたいです。その後、現地滞在18時間で空港へ向かいました、今回は、“いきなりオペ依頼”がなくてほっとしました(笑)、結構な確率で“来たついでにオペしてくれケース”がありましたから。しかもいつも難しいケースが回ってくることが多いので・・・・。お土産はカンボジアの名産品カンポート州の胡椒を買いました。それから、まずバンコクへ向かい、空港で1泊、翌18日朝に羽田へ向かい➡伊丹に帰ってきました。全体を通して、個人的には今回はたくさんパクチーを食べれて嬉しかったです
パクチーだく1
パクチーだく2
カメムシになれるんちゃうかと思うぐらい食べました!。心残りは、ドリパ(ドリアンパーティー)が出来なかったことです、いつもはもっと大人数で行きますのでみんなで食べます
ドリアン1
ドリアン2
ドリアンは切り分けて3分以内くらいに食べると全然臭くなくて旨いです。時間が経つと酸化が進んで日本人には苦手な匂いになります。つづく
ホーチミン市透析医学会参加記 長沼俊秀
今回、ベトナムのホーチミン市透析医学会と日本透析医学会の交流で、2022年12月3日にベトナムのフエで開催されたThe VI Annual Congress of The Ho Chi Minh City Society for Nephrology-Dialysis Therapiesにて招聘講演をしに行って来ました。久々の海外渡航でしたが、コロナ禍で関西からの直通便が激減しており1日の晩にオペが終わってからまず伊丹➡福岡に移動、翌朝(2日)ホーチミンへ移動しました。その後、フエに行く飛行機に乗り込みましたが、天候悪化のため飛行場へ引き返し、待機していると夜遅くにまさかのキャンセル。
キャンセルになったフエ行きの便
飛行機から取り出された荷物
ホーチミンで足止めになりました。海外でロストバゲッジを経験したことのある私でしたがこれにはまいりました。
翌朝(3日)の便でフエに向かいましたが、日本チームの発表は午前でしたのを午後に変更してもらい、なんとかミッションクリア。
フエ市にて
講演
会場の風景
大会長からの記念品授与
現地滞在、約5時間でハノイに向かい、そこで1泊して、4日に羽田➡伊丹と帰って来ました。久々の遠征、ホーチミンのX線検査場でバックを忘れたりして、小さい失敗がたくさんあったんですが、これで目が覚めました。フォーを食べる事だけが癒しの時間でした(笑)。
フォー専門店にて
フォーに入れる具材