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平成29年2月9日(木)、関西大学梅田キャンパスにて『学士課程教育における内部質保証システムの構築にむけて ―3つのポリシーと学修成果の可視化の連動性に着目して ―』を開催し、大学教職員および企業など約180名の関係者が参加しました。
フォーラムは、芝井敬司 関西大学学長による開催挨拶から始まりました。
関西大学 芝井敬司学長「開会の挨拶」
続いて、川嶋太津夫氏(大阪大学 高等教育・入試研究開発センター長・教授)より「明確なポリシーの策定とIRの活用による内部質保証システムの確立」と題し、高等教育の「質」とは何か、さらには「3つのポリシー」に基づく大学教育改革、質保証システムの展望と課題について解説していただきました。
大阪大学 川嶋太津夫氏(高等教育・入試研究開発センター長・教授)
続いて行なわれた3大学の事例報告では、それぞれの大学における、3つのポリシーに基づく学士課程教育の内部質保証システムについての具体的な取組みと、課題および今後の展望などが報告されました。
森朋子氏(教育推進部・教授)、紺田広明氏(教育推進部・特別任命助教)より、関西大学の内部質保証システムにおける教学IRのデザインについて、報告がありました。キー科目の探索による学習支援などミドルレベルでの質保証の事例紹介に加え、IRのパネル調査の実施やフィードバック等による、質保証と学生の学びの促進ついて説明がありました。
関西大学 森朋子氏(教育推進部・教授)、紺田広明氏(教育推進部・特別任命助教)
本学からは、高橋哲也(学長補佐・高等教育推進機構副機構長・教授)、畑野快(高等教育開発センター・特認助教)が、大阪府立大学の内部質保証システムについて報告を行い、教学IRの体制、AP事業における学修成果の可視化の取り組みについて紹介しました。学類の先生とのラポールの形成や現場のニーズに合わせたデータ解析など、現在の検討事項について確認することができました。
大阪府立大学 畑野快氏(高等教育開発センター・特認助教)
安部有紀子氏(全学教育推進機構 全学教育企画開発部 横断型教育部門・准教授)、和嶋雄一郎氏(経営企画オフィス・助教)より、大阪大学の内部質保証の取組状況について報告がありました。 大阪大学における全学的なIRのサポート体制、学生調査の分析やフィードバック、そして、教育成果の到達度評価に向けた取組みと実施に伴う課題について説明がありました。
大阪大学 安部有紀子氏(全学教育推進機構 全学教育企画開発部 横断型教育部門・准教授)、和嶋雄一郎氏(経営企画オフィス・助教)
続いて、大学教育の内部質保証システムの概要と意義、そして3大学の事例報告を受け、パネルディスカッションで多角的な議論が行われました。会場から出された多くの質問に基づき、活発な議論が繰り広げられました。 最後に本学の前川寛和副学長による挨拶があり、閉会となりました。
「パネルディスカッション」左から森氏・川嶋氏・高橋氏・安部氏
資料1:基調講演「明確なポリシーの策定とIRの活用による内部質保証システムの確立」
資料2:事例報告1(関西大学)
資料3:事例報告2(大阪府立大学)
資料4:事例報告3(大阪大学)
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