2007年度開催報告

動画や資料を二次利用として学外に公開する場合、承認が必要です。
その際は、大阪公立大学 高等教育研究開発センター(gr-las-highedu@omu.ac.jp)までご連絡ください。

FDセミナー(2007年度第2回)

FDseminar071214
今年度第2回目ののFDセミナーは、絹川正吉氏( 前国際基督教大学長)を講師としてお迎えして12月14日に開かれました。絹川先生は我が国においてGPAがもっとも早くから導入されているICUにおいて、GPAを活用してどう教育を良くしていくかということに尽力されてきました。今回のセミナーでは制度の理念や実際を、その50年にわたる運用の経験に基づき、具体的な事例を挙げながら詳しく解説されるとともに、本学のGPA制度についても触れられて、質疑応答も活発に行われました。

日時 2007年12月14日(金)16:30〜18:00
場所 大阪府立大学 中百舌鳥キャンパス学術交流会館多目的ホール
         羽曳野キャンパス L402教室
16:30〜16:35 主催者挨拶
16:35〜17:35 「GPA制度の活用」 絹川正吉(前国際基督教大学長、特色ある大学教育支援プログラム実施委員会委員長)
17:35〜18:00 質疑応答

講演概要

 日本の大学教員の多くは、アメリカ輸入のGPA制度について、大学論的忌避感覚 を持っているように思われる。
例えば、GPA制度は相対評価を前提とするが、大学における評価は、すべからく絶対評価であるべきで、GPA制度は大学になじまない、という批判もそのような忌避感覚の表現である。この忌避感覚は「大学」という営みにとって重要なことである。
しかし、ユニバーサル化した大学において、例えば、学生の学習態度の改善を促すことが、大学の教育活動として重要になってきた。そのような教育活動の手がかりとして、GPA制度が有効性を持っていることは、国際基督教大学の50年にわたるGPA制度運用の経験からも言えることである。
学生はGPA制度を用いて自らの学業を自己管理することを学ぶのである。
GPA制度はその運用の仕方に価値がある。
大学における教育に役立つようにGPA制度をどのように用いるか、国際基督教大学の経験を通して考察してみたい。

セミナー動画

【学内限定】

<MS Windowsをご利用の方>

動画(wmvフォーマット以上♦Version 9のWindows Media Playerが必要です

<Macintoshをご利用の方>

動画(MPEG4フォーマット)♦Version 7以上のQuickTimeが必要です

詳細は、以下をご覧下さい。

「フォーラム」第9号 p. 3 「FDセミナー(2007年度第2回)報告」

総合教育研究機構FDセミナー (2007年度)(主催:総合教育研究機構)

2007年11月30日(金)
「ティーチング・ポートフォリオ」”What kind of teacher are you?”
講師:土持ゲーリー法一 先生(弘前大学)

資料 【学内限定】
PowerPointファイル

大学院FDセミナー(2007年度)

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大学院のFDは19年度4月から義務化されているにも関わらず、実際に大学院のFDで具体的に何をすべきかという点については、明確な解答がないのがほとんどの大学の現状です。大阪府立大学でも、各研究科における大学院のFDについての現状を把握し、真に大学院教育を改善していく必要があります。そこで、本学では初となる今回の大学院FDセミナーでは、「大学院教育改革支援プログラム」の内容を中心に各研究科でのFDへの取り組みを発表していただきました。

日時 2007年7月31日(火)16:30〜18:30
場所 大阪府立大学 中百舌鳥キャンパス学術交流会館多目的ホール
         羽曳野キャンパス L402教室
対象 大阪府立大学教職員、学生

16:30〜16:35 主催者挨拶
16:35〜18:05 各研究科の発表
                        ・工学研究科 「国際武者修行実践教育プログラム(国際競争力の実質化)」
                         ・生命環境科学研究科 「農学的生命科学における専門応用能力の育成」
                        ・理学系研究科 「ヘテロ環境でのコミュニケーション能力開発」
                        ・経済学研究科 「組織改革を志向するファシリテーター養成」
                        ・人間社会学研究科 「ミクロ・メゾ・マクロをつなぐ社会福祉学」
                        ・看護学研究科 「高度実践型看護専門職活性化プログラム(教育・研究・実践の融合)」
18:05〜18:30 質疑応答

詳細は、以下をご覧下さい。

「フォーラム」第7号 p. 4 「大学院FDセミナー(2007年度第1回)報告」

FDセミナー(2007年度第1回)

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19年度の第1回のセミナーは、寺崎昌男氏(立教学院本部調査役、東京大学・桜美林大学名誉教授)を講師としてお迎えして、FD義務化に向けて、大学が本当に教育を良くしていくにはどうすれば良いのかという観点から講演していただきました。

日時 2007年6月29日(金)16:30〜18:00
場所 大阪府立大学 中百舌鳥キャンパス学術交流会館多目的ホール
         羽曳野キャンパス L402教室
対象 大阪府立大学教職員、学生

16:30〜16:40 主催者挨拶
16:40〜17:40 「FDと大学教職員の専門性をどう考えるか -FD の「義務化」を前にして-」
                         寺崎 昌男(立教学院本部調査役、東京大学・桜美林大学名誉教授)
17:40〜18:00 質疑応答

詳細は、以下をご覧下さい。

「フォーラム」第7号 p. 3 「FDセミナー(2007年度第1回)報告」