メインビジュアル1
メインビジュアル2-御荘の魚
メインビジュアル3-タンガニイカの魚
メインビジュアル4-実験室の魚
メインビジュアル5-野外調査風景

日本唯一の「動物社会学」研究室

 ニホンザルの研究から始まった私たちの研究室は、野外で個体を識別・追跡することでその行動や生態を観察するという動物社会学の手法を駆使し、動物の社会関係から社会構造を明らかにしています。国内で行動生態学が行動学の中心課題となった1980年以降も、本研究室は日本での魚類、両生類、鳥類、哺乳類の行動生態学、社会生態学の中心的割を果たしてきました。

 現在では、「動物の知性を考慮した生態研究」を世界に先駆けて展開し、主に脊椎動物の認知能力や社会性の解明に取り組んでいます。近年の研究から、私たちが主に対象とする魚類も「賢い」こと、また、これまで単純なものと考えられてきた脳構造や神経基盤が哺乳類と相同であることが知られています。これらの動物の知性を考慮したうえで行動や社会構造を研究することで、魚類のもつ賢さや社会性をひも解き、彼らがどのように社会を構築しているかを明らかにしていきます。

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