コンセプト:大学院教育
ねらい
博士前期課程
医療、介護、予防、生活支援、社会参加など学際的側面から人々のケアニーズにアプローチする地域包括ケアを探究します。地域包括ケアのモデルや支援の基本を理解し、療養者、虚弱な高齢者などケアニーズの高い人々の生活の質の向上と機能低下予防を目指す基礎的な研究を展開します。
博士後期課程
地域包括ケアに関するエビデンスを系統的に蓄積し、持続可能で有効な地域包括ケアの方策を深く追究します。特に、療養者、虚弱な高齢者などケアニーズの高い人々の生活の質の向上と機能低下予防を目指す地域包括ケアシステムの発展を促進する実装的な研究を展開します。
特徴
・先進ケア科学領域で学び、エビデンスを理解し、ケアや看護の実践に活用できる力を養います。
・地域に根ざした学際性の高い教育研究活動を大切にします。
・グローバルに知をとらえる教育研究活動を大切にします。
・地域包括ケア科学を追究する仲間とともに学び、切磋琢磨します。
教育内容に関する出版物
吉行紀子, 河野あゆみ. 大学院で学ぶ意味-新たな看護を創るために; 修士修了の立場から; 実践に根ざした知を創る. 看護研究.2015;48(4):351-354.
河野あゆみ. 国際学会発表に向けて大学院生をどうエンパワメントするか.看護研究.2018;51(6):568-573.
吉行紀子. 研究を携え,国際舞台に挑戦する.看護研究.2018;51(6):574-578.
河野あゆみ.Journal Club on Paper 看護研究に活かす 英論文をどう抄読し,何を学ぶか no.0 連載のはじめに 英論文抄読の意義とその進め方.看護研究.2021;54(5):434-439.
松原みゆき,河野あゆみ.Journal Club on Paper 看護研究に活かす 英論文をどう抄読し,何を学ぶか no.1 ICU看護師の職業性ストレスに対する教育プログラムの効果評価に関する無作為化比較対照試験.看護研究.2021;54(5):440-447.
三浦剛,河野あゆみ.Journal Club on Paper 看護研究に活かす 英論文をどう抄読し,何を学ぶか no.2 地域高齢者におけるマルチモビディティ・パターン,フレイルと生存状況.看護研究.2021;54(6):526-533.
池田直隆,河野あゆみ.Journal Club on Paper 看護研究に活かす 英論文をどう抄読し,何を学ぶか no.3 腎移植患者におけるフレイルと死亡率.看護研究.2022;55(1):110-117.
井上高博, 河野あゆみ.Journal Club on Paper 看護研究に活かす 英論文をどう抄読し,何を学ぶか no.4 社会格差と多疾患併存,フレイル,障害による死亡までの移行―ホワイトホール・コホート研究Ⅱの24年間の追跡結果.看護研究.2022;55(2):224-230.
岡本双美子.Journal Club on Paper 看護研究に活かす 英論文をどう抄読し,何を学ぶか no.5 高齢者機能評価を用いた高齢がん患者とのコミュニケーション-米国国立がん研究所地域がん研究プログラムによるクラスター無作為化比較試験.看護研究.2022;55(3):314-321.
丸山加寿子,河野あゆみ.Journal Club on Paper 看護研究に活かす 英論文をどう抄読し,何を学ぶか no.6 在宅・地域密着型サービスの利用パターンの違いがナーシングホーム入所に与える影響-台湾のナショナルデータ.看護研究.2022;55(4):420-427.
大西輝幸,石原拓磨,河野あゆみ.Journal Club on Paper 看護研究に活かす 英論文をどう抄読し,何を学ぶか no.7 終末期に近い入院患者におけるPOLSTと集中治療室入出との関連.看護研究.2022;55(5):518-524.
三輪恭子,河野あゆみ.地域ケアにおける看護職によるコミュニティ・エンパワメントの過程とコンピテンシー.日本看護科学学会誌.2022;42:899-907.