消化器科
コミュニケーションを大切に、
各種検査を駆使して、見えにくい消化器の病変に迫ります。
消化器科では、消化管、肝臓、膵臓などの消化器疾患について、専門的に診療を行います。当科では飼い主様とのコミュニケーションを特に重視し、ご提供いただく情報を基に、ペットとご家族の皆さまの「Quality of Life(生活や生命の質)」の維持・向上を目標に、まずはじっくりとお話をお聞きして、繰り返しご説明とご相談をさせていただきながら、最適な検査計画と治療方針をご提案いたします。
具体的な検査としては、問診や身体検査を基に、血液検査や画像検査 (X線検査、超音波検査、CT検査など)を実施します。さらに、必要に応じて内視鏡検査で消化管内を評価します。診断後は、ホームドクターと協力しながら内科治療を行います。外科手術が必要な消化器疾患と診断された場合は、当センター軟部組織外科診療科に転科し、連携して治療に当たります。
こんな症状がみられたら要チェック!
●食欲が低下している● 下痢や血便が続く ● 体重が減ってきた
● 皮膚や粘膜が黄色い ● 肝酵素が上昇している ● アルブミンが低下している
取り扱う疾患
消化器疾患全般(主に消化管疾患、肝臓疾患、膵臓疾患)の診断および内科治療 ※消化器症状がみられるが、内科疾患なのか、外科疾患なのか判断がつかない場合もご相談ください。外科手術が必要と判断された場合には当センターの軟部組織外科で承ります。
主なスタッフ
私たちがあんしん獣医療をお届けします
症例・実績
慢性腸症、消化器型リンパ腫、急性・慢性膵炎、慢性肝炎、肝リピドーシス、巨大食道症など
\ここが強み!
消化器科トピックス/
消化器科では、犬の慢性腸症の病因の解明と、新たな診断・治療法に関する研究を行っています。この病気は、消化管粘膜の炎症性病変を特徴とする原因不明の難治性の症候群で、命に関わる重い症状を示します。腸内細菌叢や免疫機能など、さまざまな側面から解析を進めるとともに、新規治療法の開発に取組んでいます。